沖縄移住に興味があっても、
どこから調べたらいいのか、何を調べたらいいのか、、、
考えることがたくさんあってなかなか動き出せていない方も多いのではないでしょうか?
「いつか沖縄離島に移住したい!」
「西表島への移住に興味津々!」
という方に向けて。
私たちが西表島移住前に行った情報収集の方法と調べた内容をギッシリ!お伝えします。
西表島移住!私たちが実践した情報収集方法
まずは、移住に関する情報をどのように入手したかお話しします。
私たちが具体的に移住を検討し始めてから移住完了までは、およそ8ヶ月。
おそらく沖縄移住者の中で、準備期間が短いグループに入るでしょうか。
怒涛のように短期集中で、下記のような情報収集を行いました!
- 沖縄の移住者本を読む
- ネットで移住者ブログを検索
- 移住フェアに参加
- 現地下見&島民の方に直接質問
今思えば、かなり短い期間の中で色々やったなぁと思います。
が、私たちにもできたので、8か月前からの移住準備、不可能ではありませんよ~!
沖縄の移住者本を読む
先輩移住者の経験は、実体験としてすごく貴重なお話。
本屋さんやネットショップで探すといくつか見つけられるので、最低1冊は読んでおきたいですね!
私たちが読んでよかったおすすめの移住の本は、こちらも記事にまとめています。
よかったらチェックしてみてくださ~い♬
ネットで移住者ブログをチェック
インターネットで沖縄移住者のブログや記事を検索。
現在進行形の情報や移住体験談をいくつか読むと、それぞれの人に合った移住がある!と気づきます。
多くの人の情報に触れることができるのがネット検索のメリットですね。
私が読んでいたサイトはこちら☆
もちろん、このブログもスミからスミまで読んでいただけたら嬉しいです♡
移住フェアに参加
移住フェアとは名前の通り、地方暮らしに興味がある人を対象に移住相談を行なったり、地方の魅力を聞いて自分たちに合うのか具体的に考えたりできるイベント。
「移住交流フェア」とか「ふるさと回帰フェア」など、様々な移住関連イベントが全国で開催されています。
私たちの場合は、移住を考え出したタイミングで運良く近所で移住フェアが行われていたので、じっくり時間を取って話を伺ってきました。
直接質問できるのはやっぱり貴重!
移住支援の情報をゲットできたりもしますよ。
お近くのイベントがあったら、行かれてみてくださいね☆
移住体験や視察へGO!(移住支援を活用)
地元自治体や移住支援団体によってツアーを開催してくれているところも。
西表島を含む竹富町の場合は、現在、現地視察や移住体験のツアー参加募集はありません。
でも移住支援事業は行われていて、2018年度までは官民、2019年度以降は官が主体で取り組んでいます。
ちょうど2018年に検討していた私たちは、当時移住支援をしていた企業の方にサポート頂いて、西表島に視察に来ることができました。
3泊4日と短期間でしたが、観光旅行では見ていなかった、気づけていなかった発見がたくさんありました。
「生活」を主眼に西表島を改めて見直すことができたのは、とっても有意義でしたよ!
ちなみに、移住支援の視察ツアー・移住体験ツアーの開催は、観光シーズンがひと段落した秋~冬に多い傾向が。
要チェックしておいてくださいね!
西表島への移住実現に向けて、調べたこと一覧
情報収集方法の次は、具体的な「何を調べるか」についてお話しします。
私たちが移住前に調べていたのが、こちらのおよそ13項目。
- 沖縄の基本情報
- 沖縄離島、八重山諸島の各島の特徴
- 西表島の東部と西部、住む場所としての特徴
- 西表島の仕事、求人情報、雇用条件
- インターネットとスマホのサービス業者
- 病院の有無
- 住宅のイメージ
- 物価や生活費のイメージ
- 食品や日用品の買い物方法
- 金融機関の有無
- 虫の出現具合
- 天気、天候(特に冬季)
- 移住の失敗事例
特に私が心配性なので、しょっちゅうGoogle検索していた記憶があります…。
沖縄の基本情報
沖縄離島も沖縄県。
なので、「生活をする場所」としての沖縄全体についても、ざっくり知っておきたいと思っていました。
ただ、沖縄県の食生活や物価相場、所得水準や生活費の例など、バラバラに調べると大変!
そこで網羅的にまとめてある書籍を活用しました。
私たちは、移住本紹介の記事でも取り上げている「沖縄移住ガイド」を読んで、観光地でない沖縄のイメージをつかみました。
八重山諸島各島の特徴
沖縄離島、八重山諸島には、西表島以外にも有人島がいくつもあります。
私たちはもともと西表島に住みたいと思っていたので、西表島の近所の島はどんな島?ということを知っておきたくて。
各離島の特徴がまとめてある本「できる! 沖縄離島暮らし」を読みました。
各島の特徴を理解して、「他の島でなく本当に西表島に住みたいのか?」ということを再確認するのにも役立ちましたよ!
西表島の仕事事情、求人情報
沖縄県としては、観光・農業・水産・ITなど、全国規模で見ても盛んな産業があり、特に観光とITは成長が著しく、昨今企業が多く進出しています。
しかし、西表島となると話は別。
西表島にある仕事は大きく分けて、観光関連か生活密着型かいずれかです。
製造業や大企業がほとんどないため、時給相場もあまり高くありません。
自分がやりたい仕事があるのかどうか、もっと詳しく知りたい方は、具体的な職種をこちらにまとめているので、参考にしてください☆
\小さい子どもがいる方は保育園事情も要確認/
西表島のインターネットとスマホ事情
祝!2019年6月から順次、西表島にもインターネット光が導入されました!
これまでADSLのみでしたが、光の導入で離島の不便さが1つ解決!
ネット環境が本土並みになったのは、生活面や仕事面いずれでも、移住を考えている人にとって大きな安心ですよね♬
スマホはどのキャリアも使えますが、場所によって各キャリアのつながりやすさが異なる感じです。
ただ、テレワーク専業となるとちょっと心配なことも...。
テレワーク移住に興味がある方は、以下記事に現状をまとめているのでチェックしてみてくださいね。
西表島の東部と西部の違い
西表島の東部と西部、実はこんな違いがあります!
西部 | 東部 | |
人口 | 約 1,500人 | 約 1,000人 |
主な産業 | 観光業 | 製糖業 |
主要作物 | パイナップル、マンゴー | さとうきび |
港 | 上原港(冬季によく欠航あり) | 大原港(あまり欠航なし) |
夏に観光客が多くてにぎわう西部に対して、石垣島への高速船が欠航しにくい点で、冬も生活が便利な東部。
私たちも西表島移住を考えた時に、選べるならどっちがいいのか、非常に迷いました。
仕事の種類によってもどちらに住むほうがいいのか、考えが変わってくるところです。
西表島の病院の有無
残念ながら、西表島に「病院」と呼ばれる医療機関はありません。
あるのは、西部と東部に一か所ずつの「診療所」。
この診療所が島民全ての健康と安心を守ってくれています。
診療所の詳細や、できることできないこと、注意点は以下のページでご覧いただけます。
ちなみに、西表島の歯科医院と産婦人科事情についてはこちらの記事で紹介しています。
西表島の住宅のイメージ
本島や石垣島と比べて人口が少なく、台風対策も必要なことから、西表島の主な住居は平屋建て。
高くても2階建てまでの建物ばかりです。(西表島ホテルは除く。)
現在はコンクリート造りがほとんどですが、建築資材を運んでくるのもなかなか大変。
そのため、コンクリート造りでトタン屋根という住まいも多いです。
ただ不動産屋がなく、空いている住居を探すのがなかなか大変。。
条件から住まいを探すというより、まずは「島の住めるところに住む」→「住んでから、住みたい住居を探す」という流れでしょうか。
私たちの住まいがどう決まったのか、下記ページに書いていますのでご参考まで~☆
また、移住後に合鍵作りが必要になったらこちらも参考にしてもらえたらと思います。
物価や生活費のイメージ
沖縄離島の西表島、空港がなくて商品はすべて石垣島から船で運ばれてきます。
そのため、食料品や日用品、ガソリン代や電気ガス代にいたるまで、輸送費分少しずつ割高な値段設定です。
こればかりは致し方ない…。
どうしても上がってしまう輸送費分の物価を、買い物の方法などを工夫しながら、毎月家計のやりくりを頑張っています。
それぞれどれくらい高いのか?という疑問について、私たちの独自調査の結果をまとめていますので、下記ページをぜひチェック頂けたらと思います!
食品や日用品の買い物先
西表島島内にもスーパー(商店)はあって、野菜や卵などの食品やドリンク、ちょっとした日用品は揃います。
ただ、どうしても扱う種類が限られていたり、お伝え済みの通り輸送費分だけ割高になっているのも事実。
そこで島民の多くは、月に1~2回くらい石垣島に行ってまとめ買いをしています。
私たちは、毎日減っていく野菜類や割れやすい卵は島内のスーパーで購入して、日持ちするものや肉類は石垣島でまとめ買い、といったように買い分けしていますよ!
あと、Amazonプライムで購入している島民の方も多いです。
離島住民の買い物関連の詳しい情報は、下記ページをご覧くださいませ~☆
西表島にある金融機関
石垣島に出れば、沖縄銀行や琉球銀行があったり、イオン銀行やみずほ銀行のATMが使えたりします。
でも、西表島にある金融機関は、郵便局ただひとつ!
そのため、西表島(および竹富町の他の島)に移住希望の場合には、郵便局の口座を作っておきましょう~!
西表島島内の郵便局・ATMの数や場所を知りたい場合には、下記ページをチェックください。
虫の出現具合(住宅の中)
島の約9割がジャングルの西表島なのに、虫嫌いの私。。
戦々恐々としていたため、移住フェアや現地視察で話を聞ける方に「虫って多いですか?」「家の中でも虫出ますか?」と必ず!質問していました。
その結論!
虫はいる。けれど家の中にどんな虫がどれほどの頻度で出るかは、家や住み方次第!
です。
事実、頑張って対策をとるようにしている私たちの家は、比較的虫は出てきません。
ムカデだけ半年で2回現れてしまったけれど…。汗
西表島の天気、天候
西表島の天気の特徴は、
- 年間を通して湿度が高い(特に梅雨と冬)
- 夏は日差しが非常に強く暑いが、木陰は涼しめ
- 冬は北風が強いので、体感気温は10℃くらい
という感じ。
湿度の高さには本当に困っていて、いかにカビの生えない湿度まで抑えておけるかが重要です!
日々の天気は、亜熱帯ということもあって、天気予報よりも空を見て判断することのほうが多いですね~。
\西表島のフェリー欠航率もチェック!/
西表島への引っ越し費用を抑える方法
離島への引っ越し代は、引っ越し業者に頼むと大変な金額に!
費用を抑えるには、梱包を自分で頑張って、宅配便かゆうパックで輸送するのがベスト。
私たちが行った引っ越し費用の節約法は、下記ページです。
宜しければ読んでみてください♡
西表島の地域行事イメージ
西表島に移住視察に来たときに、地域行事や祭事の話を初めて聞き、よく分からないけどめっちゃ忙しいのかなと不安に感じていた記憶があります。
視察のときに教えてもらっていたのは、住む集落によって行事の頻度や種類が全く異なるということ。
事実、古くからある歴史的な集落ほど、伝統行事が多いです。
ただ多いと言っても、毎日とか毎週必ずあるわけではないので安心してください!
仕事とバランスを取りながら可能な範囲で参加するようにしていますよ。
具体的な地域行事の例などは、下記ページに書いていま~す。
移住の失敗事例、移住の失敗とは
西表島への移住を考えだしたころ、漠然と「移住に失敗したらどうなる?」と不安に駆られて、失敗事例を検索したことがありました。
いろいろな先輩移住者の体験談を読んで感じたのは、「失敗かどうかは、結局考え方次第」ということです。
移住はゴールではありません。
移住先に○年住めたら成功というわけでもありません。
さらに言えば、短期間で移住先から戻ったら移住失敗という定義もありません。
移住したいと思った目的を叶えるために、学び、考え、行動し続けていくならば、失敗はないと思うんです。
西表島移住の不安とギャップを減らすため、可能な限り下調べを!
移住に失敗はないと書いたものの、移住してしばらくは「失敗だったかも」と感じてしまうケースがあるかもしれません。
その原因の多くは、事前の下調べ不足です。
沖縄離島暮らしを夢見たものの、住んでみたらイメージと現実が全然違った!!なんてことが重なると、心が弱ってしまうでしょう。
下調べをしっかりして、移住前にイメージと現実を少しでも近づけておくことが非常に大切です。
もちろん、住んでみないと分からないことはたっくさんありますが、事前に入念に調べておくと、ギャップを小さくできるメリットがあります!
人によって、移住に関して不安に思うところや、重視する点はさまざま。
時間が許す限り、可能な方法でしっかり情報収集してください。
あなたが希望通りの移住を叶えられることを、心から願っています。