西表島ぐらし

石垣島や西表島で産婦人科はどこ?八重山の出産事情や妊産婦支援を詳しく!

石垣島や西表島の産婦人科

石垣島や西表島など、八重山地域に移住や引っ越しを控えているなら、妊娠・出産事情についても気になるところではないでしょうか。

私たちてい家も、2019年に西表島に移住して、2021年に第1子を迎えました。

西表島には産婦人科医院がないので、妊婦健診は石垣島で。

分娩は本州の実家に里帰りして出産しました。

そこで今回は、私たちの実際の経験をもとに

「八重山地域で分娩できる産婦人科はどこ?」

「石垣島で出生前診断は受けられる?」

「西表島など離島住民は、妊婦健診や出産をどうしているの?」

「里帰り出産などに妊産婦支援はある?」

といった、住んでみないとなかなか分からない!石垣島や西表島の妊娠・出産事情、妊産婦支援制度をまとめてご紹介したいと思います。

私たちの経験が参考になれば嬉しいです。

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石垣島の産婦人科は3か所!

八重山の玄関口であり中心である石垣島には、助産院を含め産婦人科が全部で3か所あります。

  1. 沖縄県立 八重山病院
  2. まつをレディースクリニック
  3. おおそこ助産院

でも、分娩できるのは一か所、沖縄県立八重山病院だけ

他の2か所で妊婦健診を受けても、石垣島での出産を希望する場合には最終的に、八重山病院で分娩することになります。

ちなみに里帰り出産予定だった私は、まつをレディースクリニックで健診を受けていました。

分娩可能な産婦人科医院

八重山地域で唯一入院ができる産婦人科であり、分娩が可能なのが沖縄県立 八重山病院です。

沖縄県立 八重山病院

住所沖縄県石垣市真栄里584-1番地
電話番号0980-87-5557(代)
休診日月曜午後、木曜、土日祝日
分娩
URL産婦人科

総合病院であり八重山の基幹病院なので、小児科などと連携が図られたり、NICU(新生児集中治療室)も整備されています。

帝王切開はもちろん、無痛分娩にも対応しているとのこと。

初回は予約が取れませんが、念のため受付時間を電話確認してから行くといいでしょう。

とても混雑するので、2回目以降の受診はできるだけ朝一番にするのがおすすめですよ。

2018年に新築移転されたので、とてもきれいな院内です!

分娩不可の産婦人科医院

石垣島にはほかに、分娩に対応していない産婦人科・助産院がそれぞれ1つずつあります。

どちらも妊婦健診の受診が可能です。

まつをレディースクリニック

住所沖縄県石垣市真栄里233-3
電話番号0980-83-4822
休診日木曜、土曜午後、日祝
分娩不可(八重山病院か里帰り先へ途中転院要)
URLなし

まつをレディースクリニックでは、妊娠36週以前までの妊婦健診を受けられます。

院内はとてもキレイで看護師さんは親切ですし、先生(年配の男性医師です)も端的的確。

質問にも明確に答えてもらえたので、安心して通うことができました。

ただ、3Dエコーや4Dエコーといった最新設備はないので毎回もらえるエコー写真は2D写真。

エコー動画撮影はお願いしたらスマホで撮らせてもらえましたよ!

性別を教えてもらえるのは、基本的に妊娠22週以降となっています。

まつをレディースクリニックの場合も、初診はまず電話連絡を。

2回目以降の受診は、受診した時に次回分の日にちを予約しますが、きちんとした予約制ではありません。

当日、受付順に番号札をもらって診察を待つことになります。

待ち時間は外に出たり、車内で待つことも可能です。順番が近づいたら電話呼び出ししてもらえますよ。

まつをレディースクリニックも混んでいることが多く、特に土曜日午前中は患者さんが多いので待ち時間が非常に長い傾向です。

過去には3時間ほどかかったことも...。

可能であれば、平日に通うほうがエコーなどもゆっくり診てもらえますよ!

おおそこ助産院

住所沖縄県石垣市八島町2丁目12-6
電話番号0980-87-5058
休診日土日祝
分娩不可(八重山病院の分娩室を借りて出産)
URL公式サイト

婦人科ではありませんが、助産師さんに妊婦健診から分娩まで診てもらえるのがおおそこ助産院。

超音波検査などの妊婦健診や保健指導は助産院で行い、一部検査や分娩は八重山病院にて行うというシステムです。

病院というよりは住宅のような落ち着いた雰囲気の中で健診や指導を受けられます。

そして産後には、助産師さんによる乳房マッサージやベビーマッサージ教室も。

特に初めての出産では退院後から母乳が出てくるようになったりするので、母乳育児や乳腺症などのトラブルを相談できる場所があるといいですよね。

いざという時に心強い!

西表島など八重山離島(竹富町)の産婦人科は?

西表島や竹富島など、石垣島以外の八重山離島の島には産婦人科はありません。

そのため、妊娠したい!とか妊娠したかな?と思ったときには、石垣島の産婦人科に通うことになります。

受診予約をする際には、高速船のスケジュールを考慮に入れて時間を決めるように気をつけてくださいね。

混雑する日は、大変ですがやっぱり朝一番の船で向かうことがおすすめです。

せっかく石垣島まで行くので、受診同日に買い出しとかも行きたいですよね!時間を上手く使えるように朝から頑張りましょー!

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石垣島で出生前診断は受けられる?

妊娠期間が進むにつれて気になるのが、出生前診断ですよね。

出生前診断といえば、通常のエコー検査を含む場合もありますが主に次の5つを指します。

<非確定的検査>

  • 新型出生前診断(NIPT)
  • コンバインド検査
  • 母体血清マーカー検査

<確定的検査>

  • 絨毛検査
  • 羊水検査

私はまつをレディースクリニックに通っていましたが、受けるかどうか聞かれた検査は「羊水検査」のみでした。

結局私たちは検査しなかったのですが、尋ねてみると、年間数件ほど希望があるとのこと。

羊水検査は石垣島でも受けられそうです。

ただ、他の出生前診断は2020年時点では石垣島で検査不可でした。

妊婦さんへの採血で検査ができ、母子にリスクのない新型出生前診断(NIPT)の関心が高まっていますが、それもまだ石垣島では出来ません。

個人的には胎児スクリーニング検査に興味があったのですが、石垣島では受けられず。残念。。

それぞれの出生前診断は受けられる時期が決まっているので、もし里帰り先で受けたい場合には帰省タイミングに気をつけてくださいね。

妊娠時期検査名
10週以降NIPT
11~13週コンバインド検査
11~14週絨毛検査
15~16週以降羊水検査
15~17週母体血清マーカー検査

離島妊婦のリアル①!石垣島通いがなかなか大変

石垣島まで産婦人科に通わねばならない西表島や竹富島などの島民は、石垣島住民よりも出産まで大変です。

自分が住んでいる島に産婦人科がないということは、

  1. 定期健診毎に船で通う必要がある
  2. つわりで気持ち悪いときでも船は揺れる
  3. 気になる症状があるときにすぐ受診できない
  4. 悪天候で船が欠航となるリスクがある
  5. 臨月頃から石垣島に滞在しておく必要がある

といった点が異なります。

定期健診に船で通う!つわり中も船!

まずは妊娠を確認するための妊娠検査、そして妊娠成立後は数週間毎に定期健診を受けなくてはなりません。

産婦人科を通う頻度は、最低でも次の通り。

  • 妊娠確認まで:1~2週間毎
  • 初期~妊娠23週まで:4週間毎
  • 妊娠24週~35週まで:2週間毎
  • 妊娠36週~出産まで:1週間毎

島内に産婦人科のない八重山離島住民は、この頻度で石垣島に行かねばなりません。

つわりで気持ち悪い時期でも船に乗って受診する、これが1番大変かなと感じます。

西表島西部から石垣島までは、高速船で片道約50分。途中から1人で通うのは大変になったので、毎回付き添ってもらうようにしました。

すぐに産婦人科を受診できない

妊娠中は不安や心配事がいっぱい。

腹痛や出血、胎動の強弱や有無など、気になることがあっても石垣島まで海を渡って行く必要があるので、なかなかすぐに産婦人科を受診できません。

そのため、妊娠期間中はできるだけ無理をせずに過ごすことがとっても大切!

そして何か気になることが出てきたら、早めにまずは電話問い合わせを。

受診すべきか自宅安静で大丈夫なのか、自分で判断せずに産婦人科に都度相談してくださいね!

ちなみに胎動有無については、安心材料のひとつとして自宅で胎児心音を手軽に聴ける「Angel Sounds」という機械があります。

値段は安くありませんが、胎動がまだ小さくて分かりにくい妊娠中期はもちろん、赤ちゃんが動かないと心配になる妊娠後期まで長く使えます。

心配性な私は購入して大正解!健診は2~4週間毎しかないので、その間に赤ちゃんの心音を確認できてすごく安心出来ました。

\自宅で簡単に心音チェックできる/

悪天候で船が欠航になるかも

船が運航されていなければ、石垣島の産婦人科へは行けません。

特に西表島西部と鳩間島は、台風はもちろん、強風が続く冬場もよく船が欠航になります。

\詳しい欠航率はこちらをチェック/

フェリー欠航率
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冬に妊娠時期が重なる人にとっては、この欠航は一大事!

西表島西部から石垣島まで、通常は船で約50分のところ、車と船で約1時間40分要することになるんです。

  • 運航時:上原港→石垣港 (約50分)
  • 欠航時:西表島西部→大原港→石垣港 (約1時間40分)

つわりで体調が悪かったり、大きいお腹を抱えたりしながら片道約2時間かけて受診するのは大変です...。

臨月になったら石垣島で待機!

妊娠36週、臨月になるともういつ出産となるのか気が気じゃないですよね。

船の本数は限られていますので、破水や陣痛が来てから石垣島に向かうのでは到底間に合いません。

そこで石垣島で出産する八重山離島の妊婦さんたちは、予定日1か月ほど前から石垣島に滞在しています。

主な滞在方法は、次のような感じ。

  • マンスリーマンションを契約して住む
  • おおそこ助産院の宿泊施設に滞在

おおそこ助産院に通う妊婦さんは、おおそこ助産院の離島民専用宿泊施設を利用することが可能です。

おおそこ助産院の宿泊施設
  • 部屋数:3部屋
  • 広さ:1部屋あたり1K (6.4帖)
  • 備え付け家電:テレビ、冷暖房、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、簡単な調理具と食器、洗濯機、ドライヤーなど

すぐ八重山病院へ行けるように、前もって石垣島に来ておく必要があるんですね。大変!!

離島住民のリアル②!石垣島出産か里帰り出産、どっちがいい?

住んでる島内に産婦人科のない八重山離島民。

実家が八重山地域ではない場合、石垣島で産むか里帰り出産するか悩むところですね。

どちらもそれぞれ次のようなメリットとデメリットがあります。

石垣島出産

石垣島での出産について、メリットとデメリットはこんな感じ。

  • 臨月まで自宅で家族と過ごすことができる
  • 立ち合い出産しやすい
  • 出産後、家族が面会に来やすい
  • 退院後に自宅に戻る際、赤ちゃんを連れて飛行機に乗らなくて済む
  • パパも新生児期から一緒に過ごせる
  • 臨月に石垣島で暮らすための準備が必要
  • 分娩まで家族と離れ石垣島で生活する必要がある
  • 石垣島待機前に何かあったら、受診に船で時間がかかる
  • 退院直後から育児と家事を夫婦だけでしないとならない

石垣島待機生活は、おそらく旦那さんは島で仕事があるので、妊婦さん1人となるでしょう。

大きいお腹を抱えて慣れない石垣島で暮らすのはなかなか大変です。

しかし、週末や入院中にも会いに来てもらいやすいというのが、石垣島で出産する1番のいい点かなと感じます。

里帰り出産

一方、本州などの実家に帰省する里帰り出産の主なメリット・デメリットがこちら。

  • 船の必要が無いので、産院に通いやすくなる
  • 何かあったらすぐに受診できる安心感がある
  • 実家の親に家事や育児をを手伝ってもらえる
  • 産後に身体を休めやすい
  • 赤ちゃんの世話に専念できる
  • お腹が大きい状態や赤ちゃんを抱えて、飛行機に乗る必要がある
  • 立ち合い出産のタイミングが難しい
  • パパが子育てに参加できない
  • パパと長く離れ離れになってしまう(夫婦関係の不安)
  • 実家に気を遣う

どうしても飛行機で里帰りするため、旦那さんと長い間会えなくなってしまうのが大きなデメリット。

ただ代わりに、臨月に1人暮らしの必要がなく、実家で家事育児を助けてもらえて産後も心強いという良い点がありますね。

石垣島出産と里帰り出産、多いのは?

統計ではないのですが、私の周りでは石垣島で出産する妊婦さんよりも里帰り出産する妊婦さんが大半の印象

中でも、初産の方の里帰り出産率が高く、出産から2~3か月(生後2か月くらいまで)実家で過ごしてから島に戻ってくるケースが多いです。

実家で育児に慣れて「島でも大丈夫」と思えるくらいになって帰島する感じですね。

ちなみに、西表島は島内に診療所がありお医者さんに診てもらえますし、保健師さんに育児相談したり予防接種を受けることも可能ですよ。

里帰り先で赤ちゃんの予防接種を受ける場合、費用は一度立て替えが必要ですが後に還付手続きで戻ってきます。

石垣島や西表島の妊産婦支援は?里帰り出産も対象?

どうしてもお金がかかりる妊娠・出産。

全国各自治体がさまざまな支援制度を提供しており、西表島や竹富島を有する竹富町や石垣市も例外ではありません。

特に竹富町は、妊産婦支援が充実!

さすが、離島から成る竹富町!里帰り出産の交通費も補助してもらえますよ~!

石垣市の妊産婦支援制度

石垣市でも妊婦健診費用助成や出産育児一時金を受けることが可能です。

(その他、独自支援については情報確認でき次第、更新します。)

竹富町の妊産婦支援制度

竹富町では、妊婦健診費用助成や出産育児一時金に加えて、次のような妊産婦支援制度があります。

竹富町独自の妊産婦支援
  • 妊婦健診時の船代(離島割引適用金額)
  • 里帰り出産時の石垣発着往復航空運賃8割相当額(上限5万円)
  • 36週以降の待機宿泊費補助
  • 36週以前の妊婦で、切迫早産の危険性があり担当産科医師の安静支持があった場合の船舶費及び宿泊費
  • 胎児聴覚スクリーニング検査費用(上限5千円)
  • 産後体調を整え、育児の不安解消のために石垣島で宿泊滞在した宿泊費(最長産後14日間)
  • 出産祝い金
  • 1か月健診時の船代(離島割引適用金額)

健診の船代、里帰り出産の交通費、石垣島での待機宿泊費といった、離島であるがゆえ必要となっている費用について補助制度が整っていますね。

そして、里帰り出産で気になる1つが、妊婦健診費用の受診助成券が県外でも使えるかどうかでしょう。

通常は県外の健診では助成券が使えず、一旦費用を立て替えて後日還付請求することになります。

里帰り先での健診費用がかさむと大変...。

竹富町の場合は里帰り先医療機関が了承すれば、受診助成券を使えるようにと事前契約してくれる制度があるんです!

契約が結ばれると、県内で健診を受ける際と同様に、健診費用を支払う必要がありません。

立て替えのお金を準備しなくて済んで、非常に助かりました!

遅くとも里帰りの1か月前には役場に申請して、契約可否の確認をしてもらいましょう~!

また、竹富町からは出産祝い金がもらえるのも嬉しいところ。

竹富町の出産祝い金
  • 対象:竹富町に1年以上住所を有する出産した人(出産日を基準)
  • 金額:第1子=5万円、第2子=10万円、第3子=15万円

助かりますね~!

申請は必要なので、対象の場合は竹富町役場の本庁や出張所で忘れずに手続きしてくださいね。

石垣島や西表島の産婦人科、妊産婦支援まとめ

八重山地域の産婦人科は、石垣島に3か所。

分娩可能な産婦人科は、沖縄県立八重山病院の1か所となっています。

病院数が少なく、離島からは都度船で受診しなくてはならないというちょっと大変な妊娠生活。

でも妊産婦支援はきちんと制度化されています。

体調無理せずゆったりと過ごして、八重山での妊婦ライフを楽しんでくださいね。

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