沖縄西表島の月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)は、沖縄唯一の鳴き砂の浜!
そして水平線に沈むロマンチックな夕日を楽しめる、絶好の観光スポットでもあります。
今回は、西表島に移住する前から旅行で度々月ヶ浜を楽しんでいた私たちが、月ヶ浜の魅力をたっぷりお届け。
月ヶ浜の楽しみ方や注意点、駐車場情報などを写真満載でご紹介します。
ぜひ、遊びに行くときの参考にしてくださいね!
(ちなみに、月ヶ浜は星野リゾート 西表島ホテルのすぐ目の前のビーチです。)
月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)は沖縄唯一の鳴き砂の浜!
月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)は、沖縄西表島の西部、宇那利崎(うなりざき)の付け根にある長~い浜。
沖縄県最長の河川である浦内川の河口に位置していて、上流から運ばれてきた砂が沖のほうまで堆積している、砂のビーチです。
珊瑚は見られませんが、砂の粒子は細かくさらさらの砂浜。
このさらっさら具合が素晴らしい!
ふかふかの砂浜は、足を踏み出すとふわ~っと沈む感覚が心地いいんです。
誰も歩いていない場所を見つけてたくさん足跡をつけたくなるくらい!
裸足で歩くと最高に気持ちいいですよ~!
それもそのはず。
調べてみると、月ヶ浜は沖縄県で唯一の鳴き砂の浜と分かりました。
鳴き砂とは、砂の上を歩くとキュッキュッと音が鳴る砂。
鳴るためにはゴミが少ない必要があるのと、一定の粒度範囲でなければならないんですよね。
だから鳴き砂の浜として知られている海岸は、国内では数十か所に留まるそうです。
そのうちの1つがここ西表島にあるとは、それだけでも行ってみる価値がありますよね!
浦内川上流側へ歩いていくと、こんな景色が広がっています。
まさに、浦内川がもたらした広大な白砂の浜!
砂が白いのは、岩石(石英)が削られてできた砂だからとのこと。
小さな木の枝や枯れ葉があったりヤドカリがいたりしますが、珊瑚のかけらはなくゴミもほとんどありません。
下流側は特に一面さらさらの砂浜が続くので、裸足で歩いたり、小さな子どもやペットを連れて遊びにくるのにも最適です。
トゥドゥマリの浜の由来と、月ヶ浜と呼ばれる理由
実は、月ヶ浜という名称は本来の名前ではありません。
ビーチの形がまるで三日月のよう!
弓なりに美しい弧を描いていることから「月ヶ浜」と呼ばれるようになりました。
もともとの名前は「トゥドゥマリの浜」。
トゥドゥマリとは沖縄の言葉で留まるという意味。
神様が留まる浜として地元の方々に古くから信じられてきた場所だそうです。
確かにそう信じたくなるほど、美しい広大な砂浜は圧巻です!
月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)は自由に観光OK!
月ヶ浜の入り口近くには、西表島のリゾートホテル(星野リゾート 西表島ホテル)があります。
そのためホテルのプライベートビーチと思われる方がいますが、それは勘違い。
ホテルの敷地ではないので自由に観光できますよ。
ホテル宿泊者の方は、ホテルの庭からビーチに歩いて出られる道があります。
>>早速、アクセスや駐車場をチェックしたい方はこちらからジャンプ。
月ヶ浜でシュノーケリングや海水浴は可能?
月ヶ浜は岩石由来の白砂が沖まで広がるビーチです。
粒子の細かい砂が海の中も舞うので、サンゴのビーチよりも若干透明度が劣ります。
また、サンゴ礁が見られないため、残念ながら海で見られる生き物は多くありません。
そういった理由から、月ヶ浜はシュノーケリングにはあまり向いていないんですね。
こんなにキレイな海なのに驚き!
海水浴は可能ですが、次の理由から泳いでいる人も少ない印象。
- シャワーやトイレなどの設備がない
- 場所によって深場もある
- 風が強い日には波が高くなる
- ハブクラゲが現れる
風の強い日でなければ波は穏やかなので、月ヶ浜では泳ぐよりも波打ち際で遊ぶほうがおすすめです!
もし西表島島内でシュノーケリングを楽しみたい場合には、同じく西部にある星砂の浜がいいですよ。
月ヶ浜で釣りは楽しめる?
西表島の月ヶ浜は自然の海なので、釣りは可能です。
でも観光スポットのため、月ヶ浜の入り口近くなど人の出入りがあったり、他の人が遊んでいたりする場所では竿を振らないといったマナーは大切ですね。
私たちがよく釣りを楽しんでいたのは、浦内川上流方面へしばらく歩いていったほう。
深みがあったり、流れがあったり変化に富んでいます。
そのため、釣りに絶好!と思っていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。。。
というのも、私たちがこれまで月ヶ浜奥で釣れたのは、ダツくらい。。。涙。
シュノーケリングに向いていない理由と同様に、釣りも釣果が期待できる場所ではないのかもしれません。
浦内川自体は生息する生き物の種類が非常に多いので意外ですよね。
大物が釣れた!という方はご報告お待ちしています。笑
月ヶ浜でビーチコーミングは楽しめる?
浜辺に来たらビーチコーミングをするのが好き!という方もいますよね。
月ヶ浜でももちろん、ビーチコーミングはできます。
ただ、お伝えしているようにサンゴ礁のあるビーチではないので、サンゴのかけらは見当たらないでしょう。
サンゴは海岸に落ちているものであっても、持ち帰ることは法律で禁止されています。
普段は穏やかな海なので、貝殻も多くありません。
マングローブの種はよく見かけましたよ!
流木などの漂着物を探すなら、台風が過ぎ去って落ち着いた後がおすすめ。
台風後は浜辺の形、景色も一変していることがあって面白いですよ。
ただくれぐれも波が高いときに無理して近づかないようにしてくださいね。
また、念のためですが、ケガの無いように危険な生物などは拾わないようご注意を。
月ヶ浜の楽しみ方、第1位!夕日を見に行こう
月ヶ浜の最大の楽しみ方といえば、何と言っても夕日です。
空を茜色に染めながら、目の前一面に広がる水平線へ刻々と太陽が沈んでいく様子はまさに圧巻の美しさ。
日本なのに日本ではないような、絶景を味わうことができます。
海にまっすぐ沈む夕日を見られるのは、とっても貴重な体験ですよね。
地元の人たちもこの美しい夕日を眺めに訪れるほど。
駐車場から簡単にビーチに来られるというのも夕焼けスポットとして人気の一因ですね。
ペットの散歩がてら足を運ぶ方もいたりします。
けれどそれでも混み混みすることはありません。
波の音に癒されながら、穏やかで少し神聖な気分。
1日の終わりに、心休まる贅沢な時間を過ごせます。
実は、月ヶ浜はマングローブ散策もできちゃいます
月ヶ浜は白砂のビーチですが、浦内川の河口に繋がっています。
浦内川と言えば、豊かな生態系をはぐくむ広大なマングローブ!
川の上流に向かってしばらく歩いていくと、このようなマングローブエリアを訪れることができるんです。
干潮の時間に合わせて行くといいですよ!
マングローブは貝やカニなど、多様な生き物の住処。
大自然を肌で感じられるので、時間が許すならぜひマングローブ散策も楽しんでみてくださいね。
ちなみに、浦内川上流側から見る河口はこんな感じ。
写真には写っていませんが、この川の先(写真のさらに奥)に広がっているのが、月ヶ浜です。
素晴らしい自然に囲まれているのが一目瞭然ですよね!
月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)の注意点は?
普段はさざ波が行き来する優しく穏やかな月ヶ浜の海。
ところが!
台風など強い風の日は、こんなふうに巨大な白波が幾重にも打ち寄せる海岸へと変化します。
島には監視員のいるビーチはないので、海ではもともと自己責任で気を付ける必要がありますが、波の高い日はさらに要注意。
いきなりの引き波に足をすくわれたりしないよう、波打ち際にも近づかないようにしてくださいね。
安全管理は自己責任なのをお忘れなく。
波が高い日以外でも、ハブクラゲなどの危険な海の生き物や漂着ゴミにはご注意を。
月ヶ浜はゴミの少ないビーチですが、やっぱり相手は自然。
状況をよく確認しながら楽しんでくださいね。
そして沖縄県でここにしかない鳴き砂は、環境汚染で簡単に鳴かなくなってしまいます。
キレイな砂浜をいつまでも楽しめるように、出したゴミは必ず持ち帰りましょ~!
月ヶ浜へのアクセス・駐車場・施設情報
では、月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)へのアクセスや駐車場、周辺エリアなどの情報をまとめます。
基本情報・アクセス
アクセス | 上原港から車で約15分 |
バス停 | 星野リゾート 西表島ホテル前 |
駐車場 | あり(無料) |
営業時間 | 設定なし |
遊泳期間 | 設定なし |
利用料金 | 無料 |
施設設備 | なし |
月ヶ浜は、西表島西部の玄関口、上原港から車で約15分ほどの場所にあります。
上原港から白浜集落方面へ、県道215号線をひたすらまっすぐ。
星野リゾート 西表島ホテルへの入り口と同じところで曲がります。
県道に「月ヶ浜」という案内がある場所で右折したらOKです。
もし路線バスで訪れたい!という方は、「星野リゾート 西表島ホテル」のバス停からすぐです。
ただ、西表島の路線バスは1日4本しかないので、バスの時刻には十分気を付けてくださいね!
\レンタカーなら早めの予約を!/
下記予約サイトは西表島の扱いもあります。
駐車場への行き方
「月ヶ浜」の案内で曲がったら、そのまままっすぐ進みます。
左手側に西表島ホテルの入り口が見えてきますが、月ヶ浜の駐車場へはまだまっすぐ奥へ。
道の行き止まりになっているところが、月ヶ浜の駐車スペースです。
ビーチへの入り口
月ヶ浜への入り口は、駐車場向かって左側。
結構しっかり小道ができているので、足場も悪くなくビーチまで数十秒です。
天気がいい日はこんな感じ!
周辺情報
月ヶ浜のある浦内集落には、次のようなホテルとお食事処があります。
宿泊 | 星野リゾート 西表島ホテル |
食事 | キッチンイナバ |
唐変木 |
でも月ヶ浜のビーチにはシャワーやトイレ、自動販売機などの設備は一切ありません。
暑い日には水分補給をしっかり準備してから訪れるようにしてくださいね!
西表島に来たら、月ヶ浜の美しいビーチを大切に楽しもう
サラッサラの白砂と弓なりのビーチの弧形が美しい「月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)」。
西表島では随一の夕日の名所として、長く地元の方々に愛されている浜辺です。
裸足で砂の感触を楽しんだり、一面に広がるマリンブルーの海を眺めて物思いにふけったり。
ワイワイ過ごすもロマンチックに過ごすも、あなた次第。
贅沢な島時間を満喫しに、訪れてみてくださいね。
▼月ヶ浜最寄りのお食事処▼
- ピナイサーラの滝
→カヌーもトレッキングも!観光客人気No.1の滝 - マリュドゥ&カンピレーの滝
→個人でも行けるジャングルの中の秘境 - ユツンの滝
→トレッキングと水浴びが楽しい三段滝 - ゲータの滝
→滝好きにたまらない!ツウがハマる滝 - 大見謝川
→ジャングルの中の天然ウォーターパーク - 大見謝ロードパーク
→マングローブを気軽に間近に散策できる! - 月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)
→サラ砂が心地いい!人気の夕日スポット - 星砂の浜
→シュノーケルにおすすめの絶景ビーチ - 船浮とイダの浜
→船でしか行けない陸の孤島の絶景 - 由布島
→水牛車での海渡りが大人気! - うなりざき公園
→西表島の絶景写真映えスポット! - ンママキーやまねこパーク
→巨大イリオモテヤマネコと記念写真 - バラス島
→北半球にここだけの真っ白なサンゴの島