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西表島の秘境ロングビーチ!南風見田の浜と忘れな石(忘勿石)

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こんにちは、西表島に夫婦で移住したよせーです。

沖縄西表島は、島の9割を亜熱帯性ジャングルが占め、雄大な手つかずの自然を楽しめる島です。

島内に人工ビーチはなく、美しい天然ビーチをいくつも見ることができます。

今回ご紹介するのは、数ある天然ビーチの中でも、規模が大きいのに秘境といわれる「南風見田の浜(はえみだのはま)」

西表島の東部、県道も終わったその先にある美しいサンゴ浜のビーチです。

時間を忘れてエメラルドグリーンの海を独り占めできる!

南風見田の浜について、詳しくお伝えします。

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南風見田の浜へのアクセスとシャワー有無、電波状況など

まずは、西表島随一のロングビーチ

南風見田の浜の基本情報から。

南風見田の浜は、西表島の東部において、車で行ける最も端っこにあるビーチです。

地名南風見田の浜(はえみだのはま)
住所竹富町字南風見田
アクセス県道終点の豊原集落から車で約3km
設備なし(トイレや売店もなし)
遊泳期間設定なし
駐車場あり(無料)

アクセス

南風見田の浜へは、西表島東部の大原港を出て信号を左折。

県道をずっと道なりに、県道終点の豊原集落まで向かいます。

ちょっぴり干からびた「県道終点」の標識が出てきても、さらにまっすぐ!

道沿いに電灯が全くない農道ですが、昼間は明るいので問題なく通行可能です。

ビーチへの入り口は2か所あり、手前側が「忘れな石(忘勿石)」がある入り口です。

少しビーチを散策するくらいなら、手前の忘勿石側でいいのではと思います!

忘れな石(忘勿石)側の入り口

写真を撮り忘れましたが、大型バスも停まれるほどの広い駐車場があります。

その左奥にあるのが、こんな石のゲートです。

くぐっていくと、

一気にジャングルの中に!

しっかり作られてある遊歩道の階段を下っていきます。

亜熱帯性植物を間近に見れる小道。

オオタニワタリなど、南国ならではの植物が生い茂っているのを見られます。

緑のトンネルを通り抜けると、一転、あたり一面大きな岩が広がる場所に。

右側に見えるのが、後でご紹介する「忘勿石之碑」です。

忘勿石之碑があるあたりは、こんな風に岩場が広がっています。

岩場を右手側に進んでいくと、西表島随一のロングビーチといわれる南風見田の浜です。

干潮の時間帯に行けば、浜をずっと歩いて行けますよ!

南風見田キャンプ場側の入り口

一方、忘勿石の案内で左折せずさらにまっすぐ進むと、南風見田キャンプ場のほうに行きつきます。

初めから海水浴を目的に行くのであれば、こちらの奥側の入り口のほうがビーチに近くて便利です。

そして南風見田キャンプ場はこんな感じ。

地名南風見田キャンプ場
住所竹富町字南風見508-33
施設①あずまや(台所、囲炉裏)
②トイレ(ペーパー持参要)
③シャワー(水のみ)
④ドラム缶風呂(薪で沸かす)
⑤洗面台
⑥魚さばき台
利用料1人 1泊 700円
レンタル・貸テント:1日 800~1,000円
・貸シュラフ:1日 300円
留意点・電気なし
・動植物昆虫採集禁止
・ペット持込不可
・3か月以上の滞在不可
HP公式サイト

キャンプ場から南風見田の浜までは、徒歩1分!

電気がない本当に自然の中のキャンプ生活を楽しむには、うってつけの場所でしょうね。

南風見田の浜ってどんなビーチ?シュノーケリングできる?

話をビーチに戻しましょう。

南風見田の浜は、西表島を走る県道の東の終点にある秘境ビーチ

小さいお子さんと海で遊ぶのにも安心できそうな、かなり遠浅の海です。

シュノーケリングは可能ですが、場所によっては浅すぎて難しいことも。

さらにシャワーやトイレ、日除けできるような施設もありません。

そのため南風見田キャンプ場に宿泊の人以外は、どちらかというとシュノーケリングよりビーチ散策のほうがおすすめです。

天気がいい日は、こんなにまぶしい!

波打ち際で貝殻やサンゴのかけらを探したり、ヤドカリの写真を撮ったり。

思わぬ漂流物を見つけたりといった遊び方が可能です。

アオサかなと思われる、きれいな海藻も。

少し深さのあるところには魚が溜まるので、釣りも楽しめます。

透明度が本当に抜群!

波打ち際を眺めているだけでも、とても癒されます。

忘勿石の近くは、ビーチから振り返るとこんな風に荒々しい岩場が。

地層のようになっている岩もあって、とても興味深い地形です。

忘勿石から奥、東側にもビーチが広がっています。

こちらも遠浅の海が美しい!

ついつい、夢中になって写真を撮ってしまう絶景ばかりです。

時間を忘れてしまいがちなので、日差しが強い日は熱中症など十分注意してくださいね

波が作り出した自然の砂浜アートと流木の共演?

こんな一期一会の景色を探してみるのも楽しいですよ。

南風見田の浜から先は道路がない手つかずのジャングルなだけに、海水浴場と異なり、人でごった返すことはほぼありません。

日焼けと熱中症に注意すれば、のんびりプライベートな時間を過ごすのにぴったりの天然ビーチです。

日焼け止めと帽子、飲み物などをお忘れなく!

南風見田の浜の東に位置する、忘れな石(忘勿石)とは

南風見田の浜の東側にひっそりとある「忘れな石(忘勿石)」。

目を引くのは「忘勿石之碑」のほうですが、歴史的に意義があるのはその碑の奥にひっそりと眠る「忘勿石 ハテルマ シキナ」の文字が刻まれた石のほうです。

時代は太平洋戦争末期。

波照間島に暮らしていた全住民たちはある日本軍人に脅され、当時マラリアの発生地域として非常に恐れられていた南風見田の浜に、強制疎開させられました。

集団疎開させたのは、島の青年学校教師に扮していた陸軍中野学校の諜報員。

波照間島民を無理矢理疎開させた理由は、島の牛豚などの食糧を日本軍が奪い取るためだったと伝えられています。

マラリアが蔓延する南風見田の浜に疎開させられた期間は、約4か月。

その間多くの人が命を落とし、波照間島への帰島が叶った後もマラリアを持ち帰ってしまったために島民の99.8%が罹患。

さらに大勢の犠牲者を出した痛ましい歴史です。

この悲惨な歴史を忘れるなという思いで掘られたのが、「忘勿石 ハテルマ シキナ」の文字。

刻んだのは、石碑になっている当時波照間国民学校の学校長だった識名信升(しきなしんしょう)氏とのことです。

忘勿石之碑は1992年、人命の尊さや戦争の悲惨さを伝えようと建立されました。

波照間島のほうを向いて建てられており、毎年慰霊祭も行われているそうです。

平和の大切さをひしひしと感じますね。

南風見田の浜に来られた際には、美しいビーチを楽しむだけでなく、過去の悲惨な歴史のことも少し知っていただけたらと思います。

西表島随一のロングビーチ!秘境、南風見田の浜に行こう

今回、西表島の東部、県道終点の先にある南風見田の浜をご紹介しました。

「こんなところにビーチがあるなんて知らなかった!」という人も多い、知る人ぞ知る絶景ビーチです。

過去の悲しい歴史も乗り越えて、今では見渡す限り続くエメラルドグリーンの海が訪れる人を癒し、魅了しています。

遠浅の海なので、天気が良ければビーチコーミングに最適!

施設がなくてもOKなら、シュノーケリングも楽しめます。

西表島東部にお越しの際には、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!

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