沖縄離島、西表島へ0歳赤ちゃん連れの旅行はできる?注意点や楽しめるアクティビティ・ツアーガイドは?
こんにちは!2021年に第一子が生まれ、西表島で育児奮闘中のよせーです。
旅行好きのママ・パパにとって、子どもが何歳になったら旅行に行けるか、すごく気になりますよね!
西表島への旅行歴8年、移住歴5年(2024年時点)で、現在育児奮闘中の私たちが子どもの0歳時代を振り返って「西表島に0歳赤ちゃん連れで旅行に行けるのか?」の難題を真剣に考えてみました。
結論からお伝えすると、「不可能ではないけれど、おすすめしません」。
もちろんお子さんによって状況が全く異なると思いますし、個人的な見解が多くなってしまうので私たちの考えが正解!ということはありません。
どうするか考えるときの参考としていただけたら幸いです。
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西表島へ0歳赤ちゃん連れ旅行がおすすめしにくい理由と注意点
沖縄西表島への0歳赤ちゃん連れ旅行。
とっても魅力的な響きではありますが、生後3か月の子どもを連れて島に戻った私たちが感じる「0歳児での西表島旅行の懸念点」は次の通りです。
- 移動時間が長い
- 授乳室のある場所が少ない
- 停電のリスクあり
- 紫外線が非常に強い
- ベビーベッドありのホテルが少ない
- 島でのオムツ調達の値段が高い
- 島でのベビーフード購入が難しい
- 大荷物になってしまう
ひとつずつ詳しくお伝えしていきますね。
移動時間が長い
沖縄西表島には空港がありません。
そのため西表島へのアクセスは、石垣島にある新石垣空港からバスと高速船を乗り継ぐ必要があります。
そのおよその所要時間は、
目的地 | 移動手段 | 所要時間 |
新石垣空港まで | 飛行機 | 出発地による |
~石垣港離島ターミナルまで | バス・タクシー | 約30分 |
~西表島まで | 高速船 | 約40~50分 |
となっています。
これだけ見るとそれほどのように思えますが、次のように交通手段の運航頻度があまり多くないという現状が。
- 空港から船に乗るための離島ターミナルへ向かうバスが1時間に2本のみ
- 高速船の運航も1日に約6本ほど
- バスと高速船の運航時間は接続していない
よって、トータルだと移動にかかる時間が大幅に長くなる懸念があるのです!
例えば成田空港発で1つの例を挙げてみるとこんな感じ。
成田空港発(ピーチ) | 08:50 |
新石垣空港着 | 12:50 |
新石垣空港発(直行バス) | 13:20 |
石垣港離島ターミナル着 | 13:50 |
石垣港離島ターミナル発(高速船) | 14:20 / 15:20 |
西表島着(大原港 / 上原港) | 15:00 / 16:10 |
早朝に家を出ても西表島到着は夕方に。
自宅出発時からだと、移動にほぼ1日要することになりますよね!
なので大人でもなかなか大変な移動時間。
これを0歳赤ちゃんを連れてとなると、、、正直とても大変です。
ダイレクトに西表島ではなく、石垣島での宿泊をはさむと少しラクになりますね~。
▼西表島へのアクセス詳細はこちら▼
▼冬場は高速船の欠航にも注意▼
授乳室のある場所が少ない
0歳赤ちゃんの場合、西表島への移動中や西表島島内でも授乳できる場所が必要ですよね。
月齢によって授乳頻度は変わってくるので大変さも異なりますが、日中もあげる必要がある場合、授乳場所の確保が少し悩ましいことになります。
私たちが現時点で知っている授乳室のある場所はこんな感じ。
- 新石垣空港(1階ロビー1か所)
- 石垣港離島ターミナル(東側の女性トイレ側)
石垣島では他に、サンエー石垣シティの2階にもあります。
西表島の観光スポットで授乳室があるところは現時点で見つけられていません。
由布島には以前あったのですが、2021年に再訪した際には授乳室はなくなってしまっていました。
島内でレンタカーを借りていれば、移動中や観光中は車内で授乳するのが1番便利だと思います。
停電のリスクあり
沖縄西表島には、発電所がありません。
海底ケーブルを通して石垣島から電気が供給され、西表島島内に電線で行き届けられています。
昔に比べて停電の頻度は非常に減ったそうですし時々という感じなんですが、台風でなくても謎の停電があったりするんですよね。
- 電線にコウモリがかかった
- 原因不明
風が全然強くなくてもいきなり停電になったこともあります。
謎停電は西表島西部、浦内川より奥のエリアでのあるある話です。笑
この謎の停電はだいたいそれほど長時間にはならないのですが、ミルクを作ったりベビーフードを温めたりする必要がある0歳赤ちゃんとの旅行中に起きるとちょっと焦りますよね。
電気以外にも、次のような原因でスマホが使えなくなったこともありました。
- 工事業者が通信ケーブルを誤って切断してしまった
- 別の島で農作業中に誤って通信ケーブルが切断された
稀にしか起きないトラブルですが、本州より「稀」の確立が高めということは頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
紫外線が非常に強い
沖縄の紫外線の強さは非常にヤバい!
年間を通して本州の2倍近くの紫外線が降り注いでいます。
大人でも日焼け止めを塗っていなければ下手すると火傷になってしまうほどの沖縄の強い日差し。
0歳赤ちゃんにはなおのこと注意が必要で、肌のバリア機能が十分でない赤ちゃんは大人が日焼けしない程度の紫外線でも簡単に焼けて肌が赤くなってしまうのです。
日焼けで夜眠れなくなってしまう赤ちゃんもいるとか。
西表島に暮らす0歳赤ちゃんは、たいてい日差しの強い時間帯は家の中で過ごすほど。
実際に私たちも、夏場は天気が良くても散歩に行くのは日が陰ってきてからにしていました。
訪れる場合には、赤ちゃんでも使える日焼け止めを持ってくるのをぜひ忘れないようにしてください。
ベビーベッドありのホテルが少ない
0歳赤ちゃんの宿泊には、ベビーベッドがあると安心ですよね。
旅館であれば畳で一緒に寝れるかもしれません。
でも慣れない場所であることや、ジャングルが島の9割を占める西表島の土地柄から虫が少し心配ということもあり、できればベビーベッドが最適のように思います。
ベビーベッドの数には限りがあるので、必ず予約時に確認してくださいね!
調べられた限りでは、西表島にはベビーベッドの用意がある宿泊施設は多くない感じ。
ベビーベッドなしでも問題なく寝られるか、考えておく必要がありそうです。
▼和室ならベビーも泊まれる!▼
島でのオムツ調達は値段が高い
1日に何枚も替える紙オムツ。
かさばって荷物になるから現地調達できたらと思うかもしれません。
沖縄西表島島内でも、いくつかある商店で紙オムツの取り扱いはあります。
ただ、定価+送料となるのでお得に買えることはありません。
加えて下記のような懸念が。
- メーカーが限られる
- 必要なサイズやタイプがあるとは限らない
そのため、赤ちゃん連れで来島する場合には、十分な枚数の紙オムツを持参することをおすすめします。
宿泊先に確認して、先送りしておくのもいいかもしれませんね。
島でのベビーフード購入が難しい
月齢5~6か月以上になると、旅先で離乳食も必要になりますよね。
離乳食の進み具合によってどのようなものが食べられるか異なるので、宿泊先か食事予定の飲食店に準備してもらえるか確認が必要です。
確実なのは月齢に合ったベビーフードで過ごすこと。
でも西表島島内でベビーフードを売っているお店は、「大富共同売店に少しだけあったような…」という具合なのです。
そのため宿泊先が離乳食提供不可の場合は、ベビーフードも十分な量を持参する必要がでてきます。
星野リゾート 西表島ホテルは離乳食提供可能と聞いたことがあります。(でも予約時に確認してください~!)
大荷物になってしまう
西表島で現地調達が難しい紙オムツ、ベビーフードに粉ミルク。
そして普段のお世話でもたくさん使うよだれかけや着替え、ガーゼハンカチに万一のための体温計や母子手帳など。
どれも0歳赤ちゃんにも快適に過ごしてもらうために必要なものですが、全て万全に備えると荷物が非常に多くなってしまいます。
赤ちゃんの抱っこもしながら重たい荷物をずっと携帯できるのか、旅行を決める前に想像してみるといいかと思います。
その結果、西表島に旅行できる!できない!は人それぞれ。
どうぞ安全第一に、赤ちゃんもお父さんお母さんも、無理せず楽しめる旅行を計画してくださいね。
沖縄西表島で0歳赤ちゃん連れでも楽しめるアクティビティは?
体力と気力を要する0歳赤ちゃん連れの西表島旅行。
無事に来島したらどんなアクティビティが楽しめるのか、考えてみました。
- 大自然を感じながらひたすらのんびりする
- レンタカーでのんびり観光する
- 赤ちゃんでもOKなツアーに参加する
どれが1番楽しめるかは赤ちゃんの月齢や、お父さんお母さんのパワフル度によって変わってくるかなと思います。
私は余裕のないタイプだったので、0歳児連れで西表島旅行できるお父さんお母さんはスゴイです!
レンタカーで気ままに行ける観光スポット
チャイルドシート付きのレンタカーを借りれば、西表島島内を自分たちのペースで観光できますね。
0歳赤ちゃん連れでも訪れやすい観光スポットは、
といった感じかなぁと思います。
赤ちゃんでもOKなツアー
西表島島内のツアーガイドさんは、3歳以上を対象にしているところがほとんど。
でも貸切の場合だとカスタムメイドでバッチリ希望に沿ったツアーを行ってくれるガイド業者さんもいるので、気になるガイドさんにぜひ事前に問合せしてみてください。
ちなみに私たちが知っているところでは、以前「やまねこキッズ」さんが0歳赤ちゃんからOKのベビーツアーを催行されていました。
今も予約可能かは直接お問い合わせをお願いします!
0歳赤ちゃん連れの西表島旅行は、どうぞ安全第一で
何よりも赤ちゃんに負担がないようにしたい0歳台の家族旅行。
空港のない西表島で初めての育児に奮闘中の私たちとしては、個人的には0歳赤ちゃん連れの西表島旅行はおすすめしません。
でも体力も気力も十分だから大丈夫!という方は、どうぞどうぞ赤ちゃんを第一優先に、西表島の事情を踏まえて念入りに備えて旅行されてくださいね。
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