観光スポット

宇多良(ウタラ)炭坑跡ってどんなとこ?アクセスや服装、見どころまとめ

ウタラ炭坑跡

こんにちは、夫婦で西表島に移住したよせーです。

沖縄西表島、島の面積の90%は、うっそうとしたジャングルです。

でも、そのジャングルの中、北西部から内離島にかけて、かつて「西表炭坑」という炭鉱がありました。

今回ご紹介する宇多良(ウタラ)炭鉱は、西表島炭坑のひとつ。

近代化産業遺産に認定されていて、西表島島内で今唯一、遊歩道を通って簡単に訪れることのできる炭坑史跡です。

宇多良(ウタラ)炭坑跡へのアクセスや服装、実際に行って分かったルートや見どころについて詳しくご紹介します。

宇多良(ウタラ)炭坑跡ってどんなとこ?基本情報とアクセス

宇多良(ウタラ)炭坑跡は、沖縄で最も長い河川、浦内川の支流である宇多良川付近で、1935(昭和10)年~1943年(昭和18年)ころまで稼働していた炭坑の史跡です。

観光スポットにはなっていますが、ジャングルの中にひっそりたたずむ史跡を見学するという形で、トイレや売店などはありません

名称宇多良(ウタラ)炭坑跡
住所竹富町字上原
アクセス上原港から車で約12分
浦内川観光の下流船着き場から徒歩約20分
駐車場あり(無料)
トイレなし
売店なし
見学料無料

宇多良(ウタラ)炭坑跡へのアクセス

宇多良(ウタラ)炭坑跡は、浦内川の支流にあります。

ということで、上原港からはまず、浦内川を目指しましょう!

県道215号線を白浜集落方面に向けて出発し、道なり15分ほどで浦内橋が見えてきます。

浦内橋手前、左側に「浦内川観光」の案内があり、そこが宇多良(ウタラ)炭坑跡への駐車場にもなっています。

路線バスの方は、「浦内川」というバス停が最寄りです。

浦内橋手前の駐車場から宇多良(ウタラ)炭坑跡までは、徒歩。

ジャングルの中を片道約20分のトレッキングです。

トレッキングルート詳細は、後述の「ルート全容」の中でご紹介します。

宇多良(ウタラ)炭坑の歴史的背景

沖縄西表島はかつて良質な石炭が採れる炭鉱であり、北西部から内離島にかけて西表炭坑という炭鉱が分布していました。

宇多良(ウタラ)炭鉱はそのひとつで、1935年ころから森林が切り開かれ、翌1936年に宇多良鉱業所として開業されました。

約60年の歴史を持つ西表炭坑の中で、最大規模を誇る炭坑だったそうです。

最盛期には芝居小屋や売店もある大きな集落でしたが、炭坑で働く炭坑夫たちの労働環境は過酷そのもので、長時間労働低賃金。

強制労働からの逃亡を防止するため、給料はその炭坑集落でしか使用できない金券(炭坑切符)で支払われていたほどでしたが、逃亡者は後を絶ちませんでした。

ジャングルに迷ったり、当時蔓延していたマラリアに罹患したり、多くの炭坑夫が命を落としたそうです。

そして1941年ころ戦火が悪化していくにつれ、炭鉱夫は軍夫として徴用され、炭鉱は閉山。

戦後に再開されたものの、資源枯渇と石炭需要減少によって相次いで閉山となり、炭鉱跡や集落も、多くの犠牲者とともにジャングルに埋もれていきました。

その後長い間、宇多良(ウタラ)炭鉱は、カヌーでしか行けない場所になっていましたが、近代化産業遺跡群のひとつに認定され、2010年に遊歩道ができて陸から訪れられる史跡となりました。

宇多良(ウタラ)炭坑跡観光の服装や持ち物は?

宇多良(ウタラ)炭坑跡へ行くときの服装は、動きやすい服装と歩きやすい靴でOKです。

舗装された道はありません。

ぬかるみが滑りやすいことがあるので、サンダルより履きなれた運動靴がおすすめですね。

僕はクロックスで行っちゃいましたが...。自己責任で気をつけて歩いてくださいね。

片道約20分と短いトレッキングルートなので、持ち物はそれほどいりません。

  • 飲み物
  • カメラ
  • 虫よけスプレー
  • 折り畳み傘(急な雨が心配の場合)

くらいあれば大丈夫です。

日焼けが気になるようであれば、日焼け止めも!

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宇多良(ウタラ)炭坑跡へのルート全容と見どころ

では、お待たせしました!

宇多良(ウタラ)炭坑跡までのルート全容と見どころを、写真たっぷりでお届けします。

宇多良(ウタラ)炭坑跡までのルート

浦内橋手前の駐車場に、こんな看板があります。

ちょっと地味なのですが、見つけてあげてください。笑

看板を見て左手側に進んでいきます。

この入り口は、マリュドゥ・カンピレーの滝への浦内川マングローブクルーズと同じです。

二又の道。

宇多良(ウタラ)炭坑跡へは、まっすぐ左の道を進みます。

ちなみに右手側に降りていくと、マングローブクルーズの遊覧船乗り場です。

ここからひたすらまっすぐの1本道!

味のある宇多良遊歩道の案内図。

上に乗っかってる倒木は、謎です。笑

宇多良(ウタラ)炭坑跡への道のりは、こんな感じ。

舗装されていない山道が続きます。

だから運動靴のほうがおすすめなんです~!

途中、このように浦内川を眺められる場所もありました。

雄大な自然の中なんだなぁと改めて感じられますね。

途中、山道がどこまで続くの~?と思いそうになりますが、このような標識が200mごとに出てくるのでだいたいの距離感をつかめます。

駐車場から宇多良(ウタラ)炭坑跡までは、ちょうど1km!

途中、こんな感じに道幅が狭くなっているところもあります。

都市部でイメージする遊歩道とはちょっと違うので、足元にご注意を。

ジャングルの中なので、途中にこんな変わった幹の木(これはイヌビワ)や、

太古の昔から生きるヒカゲヘゴなどが見られます。

原生林の入り口って感じですね~!

どんどん進んでいくと、

宇多良川がすぐ近くに見えるようになってきます。

潮が引いているときには、マングローブの根元も近くに見られます。

すでに秘境感たっぷり!

宇多良川が見えてきたら、目的地の炭坑跡まであと少し!

これまで何もなかった山道に、突如こんな木で作られたデッキが現れます。

ちょっと怪しい??

いえいえ、目的地はすぐそこです。

ウッドデッキを渡って行きましょう。

ウッドデッキの木材が好きなのか、足元はオオタニワタリがぎっしり!

どれも新芽がカットされていました。どなたかここまで山菜取りに来られてるんですね~!

オオタニワタリって?という方はこちら

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ウッドデッキをどんどん歩いて行くと、宇多良(ウタラ)炭坑跡に到着です!

宇多良(ウタラ)炭坑跡

デッキが広くなったところが、目的地の炭坑跡。

現在、宇多良(ウタラ)炭坑跡は、自由に散策することはできなくなっています。

こんな風にウッドデッキから当時の遺構を見学する形です。

デッキから集落があった面影を探しに辺りを見回すと、

こんなコンクリート製の建築物が、ジャングルに埋もれていました。

まるでラピュタの世界みたい!

炭鉱全盛期には、こんな感じでジャングルが切り開かれて、にぎやかな集落があったようです。

ここに本当に大きな集落があったの?!と目を疑うほど、今ではうっそうとしたジャングルに同化しています。

こちらは、昔トロッコのレールを引き込んだ柱が残ったものだそうです。

よく見てみると・・・

確かにレンガ造りの柱が!

締め殺しの木とも呼ばれるアコウの木が張りついていて、ラピュタの世界を思わずにいられませんでした。

炭鉱があった時代には、こんな石造りの立派な突堤があったのも、非常に驚きです。

90年ほど前の西表島にこんなに大きな集落があり、大勢の人が働いていたとはビックリ!

散り散りに捨てられた空き瓶が、当時の生活感を思い起こさせます。

あまり建物などは残っていませんが、コンクリートのかたまりを見て、これが当時の家の基礎かな、貯水槽かなと想像を膨らませながら見学できました。

過酷な炭坑での生活について、想いを馳せながら遺構を眺める。

タイムスリップしたような、異世界に来たかのような気分になるのが、宇多良(ウタラ)炭坑跡の楽しみ方かなと思います。

電灯はないので、日が暮れる前に駐車場に戻れるように時間にだけ注意してくださいね。

秘境史跡、宇多良(ウタラ)炭坑跡

お土産屋さんがあったりワイワイ楽しめたりする観光スポットではありませんが、まさしく秘境といえる宇多良(ウタラ)炭坑跡。

西表島に辛い炭鉱の歴史があったことを、現代に伝える重要な遺構でもあります。

県道から徒歩で片道20分と、手軽にジャングルの中を散策できるスポットでもあるので、興味がある方は足を運んでみてくださいね。

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