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「西表島の塩」ってどんな塩?ジャングルが育てる竹富町初の塩工場に密着!

西表島の塩

こんにちは、夫婦で西表島に移住した妻のほう、よせーです。

「西表島の塩」ってご存知ですか?

「石垣の塩」でも「宮古の雪塩」でもなく、「西表島の塩」。

もしかしたら初めて聞かれた方もいるかもしれません。

それもそのはず!

「西表島の塩」は、2019年10月に完成した、西表島初!竹富町でも初!の塩工場で製造がスタートしたばかりの新しいお塩なんです。

新しいお塩でも、「西表島の塩」に注がれている情熱、愛情、想い、意気込み、そして西表島島民の期待はひとしお。

西表島のとってもキレイな海と雄大なジャングルが織りなし生まれた、「西表島の塩」について詳しくご紹介します!

なお本ページ含め、当サイトでは文章や画像の商用利用等はお断りしております。無断利用されませんよう、宜しくお願い致します。(詳細はこちらをご確認ください)

西表島の塩、実は竹富町初の塩工場!

塩工場

ご当地塩の市場は、今や結構にぎやか。

沖縄では本島で数10社、石垣島でも4社ほどの会社があり、北谷の塩・石垣の塩・宮古島の雪塩など名の知れたブランドも多々あります。

しかし!

実はこれまで、八重山諸島の大半の離島を有する竹富町には、塩工場はありませんでした。

てっきり波照間島にあるかと思ったら、海水の淡水化プロジェクトで塩作りはなかったです。

西表島での塩作りは、過去には2回ほどチャレンジした方がいらしたようなのですが、実らず。

今回満を持して、ソルトラボ石垣島のお2人が、ゼロから完全セルフビルドで工場を立ち上げされました!

ちなみに、ソルトラボ石垣島の社名は、ソルトラボ西表島に変更されるご予定とのことです。(詳しい背景は後でお話しします。)

西表島のジャングルが育てたミネラル豊富な海水が、そのまま塩に!

塩

「西表島の塩」の原材料は、西表島の海水です。

西表島の西部地区でも奥の方に位置する祖納地区の海から海水を取り、工場にトラックで運んで塩を精製します。

西表島海岸

エメラルドグリーンやコバルトブルーといった何色もの青色が美しい西表島の海は、海水の透明度が抜群

さらに西表島の9割を占めるジャングルを水源に、豊富な栄養素を含んだ川が海へと流れ込んでいるので、ミネラルの豊富さも格別です。

そんな貴重な海水から作られる「西表島の塩」。

精製方法の違いによって、2種類のお塩が作られます。

釜炊き塩

汲み上げてきた海水を濃縮した後、釜に入れて結晶化する製法で作られる塩が釜炊き塩

西表島の塩の場合、蒸気ボイラーを用いて、室温60℃にも達する中で作られます。

室温60℃とは!あ、熱い~~!!

釜で結晶化させたら、一昼夜天日干しして完成です。

職人さんによる温度調整と目利きで、細かい結晶の塩ができ上がります。

完全天日塩

「西表島の塩」完全天日塩はその名の通り、海水を100%そのまま天日でじっくりじっくり乾燥させて作る塩。

約7日間かけてゆっくり結晶化させるので、塩の結晶は最大5mmの大きさに!

通常の塩が2~3mmなので、なんと倍以上の結晶サイズです!

結晶が大きいと、口当たりなめらかなお塩に。

また、海水を塩とにがりに分離することなく時間をかけて結晶化させることで、にがり成分を逃さず、海水の豊富なミネラルをすべて含んだお塩が完成します。

西表島の塩ってどんな味?

販売前の「西表島の塩」を試食させていただいたのですが、塩っ辛さやしょっぱさがない、まろやかな味わい

口の中に残る甘みがすごく印象的でした。

塩ってこんなに優しい風味になるんだ!と驚きです!

日本では高血圧の原因として悪者にされがちのお塩ですが、ミネラルたっぷりのお塩は実は体にいいのだとか。

鋭くとがった塩味ではなく、深みのある柔らかな塩味。

これが西表島の塩が伝える西表島の海の味です。

\さらに詳しく味の紹介と西表島の塩を使ったお料理の紹介で書いています/

豚ロースト
西表島の塩ってどんな料理に合う?味は?沖縄県産豚のローストを作ってみた感想も2019年11月2日にめでたく販売開始された、西表島初めての西表島の塩。「西表島の塩って、どんなお料理に合う?」「種類による使い分けは?」そんな質問に、西表島の塩をメインで使った料理紹介とともにお答えします。...

西表島の塩工場ってどんなとこ?アクセスは?

竹富町にも西表島にも初めてできた塩工場。

光栄なことに、工場完成の塩釜火入れ式典に出席させていただきました!

工場の様子や立地、アクセスをご紹介します。

西表島の塩工場

西表島の塩工場は、こんな自然豊かなジャングルのふもとにあります。

塩工場では、釜炊き塩が生産されます。

海水をろ過して凝縮する機械などがきれいに配置されたこの工場。

電気も水も通っていなかった場所に、ソルトラボ石垣島のお2人が、自分たちの手だけで建設されたというから本当に驚きです!

まさに完全セルフビルド!!

キャンプ生活をしながら約8か月もの期間をかけて、砂利敷きなどの基礎工事からブロックの積み上げ、屋根張りに至るまで全てお2人でされたのだそう。

本当にすごいです。。。

ボイラー室。夏は一体何度まで上がるのでしょう!?

西表島の塩の天日ハウス

塩工場のすぐお隣りに建設されたのが、完全天日塩を生産するための天日ハウスです。

こちらは野菜でいうとハウス栽培のイメージ。

温室ビニールハウスで、純度100%の海水を結晶化していきます。

天日ハウスには、産学官共同開発による最新鋭の乾燥技術が導入されています。

確かに年中湿度の高い離島に、高度な乾燥機があったら将来すごく役立ちそう!

離島で発展していく新しい技術にも注目です。

西表島の塩工場へのアクセス

上原港から白浜方面へ、県道215号線をひたすら直行。

月が浜を越えて少し走ったころに左側に「紅露(クール)工房」と書かれた赤い標識があるので、ここを左折します。

よく見ていないとちょっと分かりづらいかもです。

木々の間を少し走るとこのような分かれ道になります。

曲がらずまっすぐ進んだ先が、西表島の塩工場です。

ちなみにここを左折すると、紅露工房という染め物・織物の工房に着きます。塩工場の操業に非常に大きく貢献された方の工房です。

苦難が続くも、人の縁が結んで誕生した西表島の塩

西表島の塩の魅力を熱く語ってくれたソルトラボ石垣島の代表、藤本さん。

そして奥の赤いかりゆしウェアの方が、ソルトラボ石垣島の大庭さん。

中央で藤本さんのお隣りにいらっしゃるのが、西表島の重鎮のおひとりで塩工場立ち上げの功労者、石垣さんです。

2019年10月に無事、工場始動となられましたが、その道のりは苦難の連続でした。

もともとは石垣島での塩工場創設に全身全霊を注がれていた藤本さん。

ようやく工場が完成して、いざ販売へといった矢先に地下海水の汚染発覚、さらにはリゾート開発による立ち退き要求まで。。

補償は一切なく、全く先が見えなくなって途方に暮れていらしたところで、人の縁が縁を呼び、西表島の地へと導かれていったのだそうです。

改めて、人と人の繋がりって大切で尊く、素敵だなぁと、感動しました。

詳しいお話はぜひ、西表島の塩工場にて直接おふたりから聞いていただきたいです!!

火入れの儀式、お清めはとても神聖。商売繁盛の願いを込めて、神様へ祈りを捧げました。

西表島の塩、どんな商品がある?お土産用や塩せんべいは?

想いを込めて作られた西表島の塩。どんな商品として手に入れられるか、気になりますよね。

商品ラインナップ

直近は、下記2種類の商品展開を予定されています。

  1. 釜炊きの塩(細かい結晶の塩)
  2. 完全天日塩(大きな結晶の塩)

2019年11月初めに販売開始となりました!

まずは自宅用やお土産用としてお塩自体の販売が開始され、その後は数々の商品展開を考えられているとのことです。

今後の商品ラインナップに乞うご期待ですね!

商品パッケージ(ブランドデザイン)

まだ1種類だけですが、発表されているパッケージデザインがこちら。

泡盛を彷彿させる、とっても沖縄っぽい色使いがされています。

料理に使ったら、おいしくなりそうなデザインですね!

西表島の塩はどこで買える?

一般販売としての初お披露目は、2019年11月2~3日、八重山産業まつりで行われました。

祝盛況!西表島の塩、初お披露目

石垣島まつりと同時開催の八重山産業まつりにて、初めて一般お目見えとなりました!

今まで西表島で作られた塩はなかったということで、みなさん興味津々。

たくさんの方々が手に取っていました。

当日少しお手伝いしました。「他の離島の塩とは違う風味や後味が特徴的だね」と嬉しい感想をお聞きしましたよー!

今後の一般販売予定は?

ネット販売は、ソルトラボ石垣島のHPで開始されました。

そして西表島島内での販売は、集落内のスーパー港のお土産コーナーになる見込み。

店頭に並んでいるのを見つけたら、こちらも随時UPしていきますね!

本州での離島フェアへの出店も計画されているということなので、お近くのフェアで見つけられた際には、ぜひ手に取ってみてください。

期待度抜群!西表島の塩

多くの人の熱意と愛情によって生み出された、西表島の塩。

他のご当地塩にはない雄大なジャングルを背景に、ミネラルがぎゅっと詰まったお塩です。

西表島のお土産として、あるいは、普段の食生活をより健康に、ワンランクアップのひと工夫として、西表島の塩を使ってみるのはいかがでしょうか。

今後の展開に、私たちもとても期待しています。

今から料理に使うのが楽しみです!

★八重山土産の定番★
お隣りだけど、西表島とは地質的に全く異なる「石垣の塩」。より男性的な味わいを楽しめます。