2019年11月2日にめでたく販売開始された、西表島初めてのその名も「西表島の塩」。
販売即日に用意していたお塩が完売したほどの大盛況!
現在西表島の塩は、製法の違いで2種類販売されています。
「西表島の塩って、どんなお料理に合う?」
「2種類のお塩、料理への使い分けは?」
そんなご質問にお答え!
西表島の塩をメインで使ったお料理とともにご紹介します。
\なお、お塩自体の詳しい紹介は、西表島の塩ってどんな塩?にまとめました/
西表島の塩、味の特徴は?
塩は、粒の大きさや形、ミネラルの含有量や配分バランスなどによって、風味が変わってきます。
ご当地のお塩ごとに風味が違うのは、各地の海がそれぞれ違った環境だからですね!
西表島の塩の特徴は、まろやかな味わいと塩味の後に響いてくる甘みの後味。
西表島には美しい海だけでなく、広大なジャングルが広がっており、その雄大な自然の恵みが複雑に絡み合って一粒ずつに凝縮されているように感じます。
とはいえ応援している私たちの意見だけでなく、他の方々の声も聞きたい!
ということで、2019年の八重山産業まつり、初お披露目の日にあきひこがお客様の生の声を聞いてきました。
試食いただいた感想(一部)
- 塩味が鋭くなく、甘みがやわらかい
- どんな料理にも合いそう
- 自分には〇〇島の塩は合わなかったが、これは別物
- からだにやさしそう
皆さんも西表島の塩のまろやかさや、やさしい甘みを感じたという感想がほとんどでした!
西表島の塩、どんなお料理に合う?
西表島の塩は現在、製法の違いから2種類の塩があります。
- 釜炊き塩 … サラサラの細かい結晶
- 完全天日塩 … 最大5mmの大きい結晶
名前から分かるように、釜炊き塩は、濃縮した海水を釜で炊いて結晶化させたお塩。
完全天日塩は、海水100%を天日でじっくり時間をかけて乾燥し結晶化させたお塩です。
そしてこの製法の違いが、粒子の大きさや味わいに差を生み出していることから、料理の際も使い分けするのがベスト!
釜炊き塩と完全天日塩、それぞれの特徴を下記にまとめてみます。
◆釜炊き塩
- 細かい粒子状のため、どんな調理法にも使いやすい
- 素材の味を目覚めさせ、旨みを上乗せできる
- 味の決め手となる下味で使えば、隠し味の調味料なしでバッチリ決まる
釜炊き塩の上記特徴を活かして、具体的には、サラダや野菜炒めの味付けや、魚や肉の下味に使うのがおすすめです!
◆完全天日塩
- 四角い結晶状で中が空洞になっており、舌に乗せた瞬間に、サクッと優しい食感で溶けていく
- 塩+ミネラル感が一体となって一気に味覚を刺激
- 塩味・甘味・旨味が合わさりスパイシーさも感じられる
結晶の大きい完全天日塩、上記特徴を最大限に発揮できるよう、見せる塩として、料理の仕上げに散らして視覚的にも楽しむのがおすすめ!
完全天日塩は手間がかかる製法である分、お値段に反映されています。大きな結晶を生かすここぞというポイントで使うといいですよ!
西表島の塩だけで味付け!沖縄県産豚のロースト
西表島の塩、味の特徴と2種類の使い分けを念頭に作ったお料理がこちら、「沖縄県産豚のロースト」です。
今回は西表島の塩にこだわって、豚肉の味付けに西表島の塩以外一切使いませんでした。
<豚のロースト>
- 豚ロースのブロック
- 西表島の塩(釜炊き塩) ※下味
- 西表島の塩(完全天日塩)※仕上げ
<付合せのリゾット>
- お米
- ミックスチーズ
- バター
- 西表島の塩(釜炊き塩)
- ブラックペッパー
- 醤油
- オリーブオイル
今回付合せを豚肉に合うリゾットにしましたが、もちろん豚ローストだけでもおいしくいただけます。
作り方は、たったの5ステップ!
- 豚かたまりに西表島の塩で下味をつける
- 熱したフライパンでお肉の全面に焼き目をつける
- 火が通り過ぎないうちに外し、アルミホイルで包んで3分余熱で火を通す
- 「2」と「3」をあと2回繰り返す
- スライスして仕上げに西表島の塩を振る
手間がかかっているように見えますが、手順としては簡単ですよ~!
写真でも粒の大きさがはっきり分かるほどの、完全天日塩。
豚肉と一緒に食べると口の中で溶けていき、塩味から変化していく奥行きある味わいを楽しめました。
上品で、とーってもおいしかったです♡
味付けや下味の釜炊き塩、仕上げやアクセントの完全天日塩。
ぜひ機会があれば、西表島の塩を試してみてくださいね!
ソルトラボ石垣島のHPからも、ネット購入可能ですよ。