稲の原種の特徴を色濃く有しているお米は古代米と呼ばれており、近年、健康食材として注目が高まっています。
一般的な白いお米とは異なり、古代米は「黒米・黒紫米(紫黒米とも呼ばれます)・赤米・緑米」というように何だかカラフル。
沖縄の西表島でも古くから栽培されています。
今回は毎日の食卓にプラスしたいおいしく栄養豊富な古代米に大注目!
島土産にも最適な古代米についてご紹介します。
私たちもお米を炊くときに毎回入れるほどハマってます~!
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古代米って何?メリット、栄養、種類は?
古代米はその名の通り、私たちの祖先が栽培していたとされる稲の原種、野生稲の特徴を有しているお米のこと。
色や香りがあるために品質改良の対象にならず、現代まで栽培され続けてきました。
日本で稲作が始まったのは弥生時代とされているので、およそ2,500年も前からあるお米となりますね。
そんなに古くから栽培されているとは、スゴイ!
古代米も稲なので通常の白米の栽培方法と大きく変わりませんが、草丈が長く倒れやすいため、肥料の量や植える間隔などに工夫が必要です。
また、農薬が残りやすい糠(ぬか)のもつ機能を生かした稲のため、使用する農薬を少なくしなくてはなりません。
言い換えれば、古代米は低農薬で栽培されているというメリットがありそうですね。
古代米の主な種類はこちら。
- 黒米
- 黒紫米(紫黒米)
- 赤米
- 緑米(香り米)
沖縄西表島ではこれらのうち、黒米・黒紫米・赤米がよく食べられています。
古代米の種類によって少しずつ異なりますが、白米に比べて各種ビタミンやミネラル、タンパク質などが多く含まれています。
西表島で生産!黒米・黒紫米・赤米に違いはあるの?
今回は古代米の中でも、沖縄西表島で生産されている「黒米・黒紫米・赤米」について違いや特徴を調べてみました。
黒米
- 読み方:くろまい、くろごめ
- 種類:うるち米
- 栄養素:アントシアニン、食物繊維、ビタミンなど
玄米の色が黒色に近い黒米。
色素は赤ワインと同じアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種で、血管を保護して動脈硬化を予防したり発がん性物質抑制が期待される抗酸化作用があると言われています。
他にも食物繊維やビタミン、ミネラルが白米よりも豊富とのこと。
一般的に食べられているお米と同じうるち米で、ぷちぷちとした食感を楽しめるお米です。
黒紫米
- 読み方:こくしまい
- 種類:もち米
- 栄養素:アントシアニン、食物繊維、ビタミンなど
色合いが黒米よりやや薄い黒紫色の古代米。
色素はアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種なので、黒米と同様に動脈硬化予防や抗酸化作用があり健康に良いと言われています。
食物繊維やビタミン、ミネラルも白米よりも多いため、免疫力向上や整腸作用も期待されています。
もち米なので、白米に混ぜて炊くともっちりしたご飯に。
古くから地域の祭祀で用いられてきたお米でもあります。
大浜農園さんのパッケージはカラフルでかわいい!
このような西表島の伝統行事が印刷されたパッケージや、
農家さんの名前が分かりやすく表示されたパッケージのものもあります。
赤米
- 読み方:あかまい
- 種類:もち米
- 栄養素:タンニン、食物繊維、ビタミンなど
玄米の色が赤褐色の赤米。
赤褐色の色素に多く含まれる成分はタンニンで、脂肪燃焼作用や美肌効果(抗炎症)があると言われています。
こちらの赤米は黒紫米と同じくもち米なので、白米に少し混ぜて炊けば風味豊かなもっちりご飯になります。
ちなみに、パッケージのアカマヤーの「マヤー」は猫のことです~!
西表島の古代米、どこで買える?ネット通販・販売店まとめ
有機栽培であんしんおいしい西表島の古代米。
西表島島内ほか、ふるさと納税などのホームページでも購入可能です。
西表島島内の販売店
西表島島内のお店はほとんど古代米の取り扱いがあります。
どこのお店に立ち寄っても見つけられるのは嬉しいですよね。
扱っている古代米の種類は、お店によって少しずつ異なります~。
ネット通販(ふるさと納税も)
一部の生産者さんの古代米は、インターネットでも購入可能です。
ふるさと納税
- 返礼品名:月桃茶と黒米セット
- 内容量:黒米(150g×2p)と月桃茶((2.5g×8包)×3p)
- 寄付金額:10,000円
- 生産者:大浜農園
西表島の大浜農園さんの黒米が、月桃茶とセットになってふるさと納税返礼品でもらえます。
月桃も沖縄の伝統的なハーブと呼ばれ、抗酸化作用・美肌効果に優れているので日々の暮らしに合わせて取り入れるといいですよ。
食べチョク
- 商品:黒紫米 3袋
- 内容量:1袋あたり200g
- 価格:税込 1,500円(送料別)
- 生産者:大浜農園
全国の旬の逸品を生産者から直接お取り寄せできるオンライン直売所の「食べチョク」。
食べチョクでも西表島の黒紫米の扱いがありました。
自宅にいながら取り寄せできるのがいいですよね。
栄養価の高い食材を食べて、免疫力を高めていきましょ~!
番外:西表島の白米もとってもおいしい!
亜熱帯海洋性気候の沖縄西表島では、1年に2回米作りが行われています。
日本一早い田植えはなんと、1月~2月初旬!
5月に収穫し、6月には出荷されるという「日本一早い新米」です。
流通量に限りがあるため、なかなか島外で入手するのは困難ですが、古代米だけでなく西表島の白米もとってもおすすめ。
もちもち食感で噛むほどに甘みと深い味わいが感じられる、太陽をたっぷり浴びて育ったお米。
機会があったらぜひ食べてみてくださいね!