こんにちは、かれこれ3年ホームエスプレッソマシーンにハマっているよせーです。
今回お伝えしたいのは、自宅でとっても簡単に自家焙煎する方法!
コーヒー好きな方も、
「自家焙煎って大変なんでしょ?」
「自家焙煎なんて、素人には難しいのでは?」
「自家焙煎するには道具をそろえるのがしんどそう…」
なんて思っていませんか?
かくいう私も、自宅で豆を挽いてコーヒーを淹れているものの、自家焙煎はハードルが高いと思っていました。
でも生豆をいただいたのをきっかけに、自家焙煎をしてみたら、びっくりするほど簡単・短時間!
道具も自宅にあるもので揃えられ、約15分という短時間で挽きたて新鮮な焙煎コーヒー豆を作り出すことができたんです。
ということで、今回は自家焙煎初心者の方に向けて、簡単にできる方法と必要な道具をご紹介します。
焙煎時間たった15分で、おいしいコーヒーを飲めるならやる価値アリですよね!
自家焙煎に必要な道具一覧
コーヒー豆の自家焙煎に必要な道具は、次の6点だけ。
- 蓋つき片手鍋
- ボウル
- スケール(測り)
- キッチンタイマー
- ざる
- うちわ
焙煎にしか使わないような特別な道具は一切使いません。
(うちわを写真に入れ忘れました、すみません...。)
1つずつ用途を簡単にご説明しますね。
蓋つき片手鍋
まず絶対に必要なのが、蓋つき片手鍋。
この片手鍋に生豆を入れて焙煎していくので、中の様子が見えるように蓋がガラス製のものがおすすめです。
サイズ感のイメージは、こんな感じ。
- 直径14cm鍋:生豆最大150gくらい
- 直径16cm鍋:生豆最大200gくらい
もし可能であれば、空煎りしても大丈夫な素材の鍋だとさらにいいですね。
私たちは、家で眠っていたテフロンが剥げかけた片手鍋を使いました!
ボウル
ボウルは、焙煎前の生豆と焙煎後のコーヒー豆の量を測る際に使います。
そのため、もしボウルがない場合には、深めのお皿で全く問題ありません。
スケール(測り)
豆の量を測るのに使う、キッチンスケール。
焙煎前の生豆と焙煎後のコーヒー豆の量を測り、差を確認することでどれくらい焙煎が進んだのかチェックできます。
焙煎進度を数字で把握しておくと、自分好みの焙煎具合を再現しやすくなりますね。
キッチンタイマー
キッチンタイマーは、焙煎時間をチェックするために使います。
時間を測れれば特別なスペックは不要のため、百均のタイマーでOKです!
ざる
焙煎後のコーヒー豆から焼けカス(チャフ)を取り除きつつ、冷ますために必要なのが、ざるです。
取っ手がついているざるだと、振りやすくておすすめ。
さらにできれば、底が丸いものより平らなざるのほうがコーヒー豆の熱を冷ましやすいです。
うちわ
ざるに入れた焙煎後のコーヒー豆はまだ高温で、そのままにしておくと焙煎が進んでしまいます。
好みの焙煎度合いで止めるためにも、うちわで仰いでできるだけ早くコーヒー豆を冷ます必要があるのです。
もしうちわがなかったら、新聞紙などで代用する手も。ちゃんと仰げたら大丈夫です。
道具が少なくとっても簡単!お手軽自家焙煎の方法
今回ご紹介する道具が少ない自家焙煎の手順は、次の通りです。
- 生豆を測る
- 鍋を火にかけて生豆を入れ、タイマーを開始
- 「2~3秒振り、2~3秒置く」を繰り返す
- 6~7分後:振る時間を長めに
- 7分後~:音が鳴るようになったら(1ハゼ)、振る都度、蓋を開閉して中の空気を逃す
- 8分半~:火を少し弱める
- 9分半~:音がなくなってきたら火を戻し、蓋の開閉も減らす
- 11~12分~:蓋を開けずに「2~3秒振り、2~3秒置く」を繰り返す
- 14分頃:小さめの音がなってきたら(2ハゼ)、火を消す
- 14分半頃:ざるへ取り出す
- ざるをゆすって焼きカスを除きながら、うちわで仰ぐ
細かく書いたので難しそうですが、やってみると簡単ですよー!
2ハゼまでさせているので、焙煎度合いとしては中深煎り程度。
でも実際にやってみて、もう少し焙煎したい!などは好みによって変えてもらっても大丈夫です。
焙煎手順をコーヒー豆の変わり具合の写真とともに見てみると、以下のような感じです。
1.生豆を測る
焙煎後と比較して焙煎進度を確認するために、生豆を測ってから焙煎し始めます。
片手鍋の大きさと生豆の量の目安は、
- 直径14cm鍋:生豆最大150gくらい
- 直径16cm鍋:生豆最大200gくらい
ですが、初めての場合、うまく鍋を振れずにムラができてしまう心配が。
なので少し少なめの量から始めてみるといいでしょう。
私は、14cm片手鍋で100gの生豆から始めました!(写真はデカフェの生豆です。)
2.鍋を火にかけて生豆を入れ、タイマー開始
生豆に火を入れ始めたら、刻々と豆の状況は変化していきます。
そのため、キッチンタイマーで時間の目安をチェックしながら焙煎を。
火にかけてタイマーをスタートしたら、蓋をして鍋を振り始めます。
3~4.「振って置いて」を繰り返す
片手鍋自家焙煎のやり方は、基本、「2~3秒ずつ振って置いてを繰り返す」です。
振るときの主なポイントは、次の3点。
ポイント
- 蓋が飛ばないように水平に振ること
- 豆の一面だけが焦げることのないよう、ずっとコンロに置いたままにしないこと
- 豆を鍋の壁に当てるように振ること
蓋が飛んでいかないように、力加減を調整してくださいね。
そして、振り始めから6~7分経った頃、2~3秒だった振りの時間を少しだけ長くしてよく振るようにします。
- 4分台:豆の色が少しずつ変化
- 6~7分台:豆が高温になってくるので、振る時間を少し長めにしてよく振る
5~7. 1ハゼから蓋の開閉と火の調整を
7分の初めごろにパチパチと豆がはぜ始め、これを1ハゼと呼びます。
(写真はデカフェの豆なので蓋がきれいですが、通常の生豆の場合は皮やカスなどが出て蓋にも付いているはずです。)
1ハゼとなったら、これまでずっと閉めていた蓋を鍋を振る都度、一瞬開閉するようにします。
中の空気が高温になりすぎるのを、抑える目的ですね。(上の写真は撮影用なので、これほど完全に蓋を開ける必要はないです。)
そしてその後、約1分間ごとの間隔で次のように、火加減や蓋の開け閉め回数を変えます。
- 7分初め頃~:1ハゼが始まったら、振る都度少し蓋を開閉する
- 8分半~:火を少し弱める
- 9分半~:音がなくなってきたら、火を戻して蓋の開閉回数を減らす
8~9. 2ハゼへ向けて再び「振って置く」
1ハゼが完了して音がしなくなったら、再びコーヒー豆の温度を上げていきます。
蓋の開閉を止めて、再び「2~3秒ずつ振って置いてを繰り返し」ていきましょう。
- 11~12分台:蓋を開けずに2~3秒ずつ振って置いてを繰り返す
- 12分後半~:煙の色が濃くなってくる
煙の色が濃くなってくるのが、2ハゼが近い印です。
9. 2ハゼが来たら火を消す
2ハゼの音は1ハゼの時より小さい音。
だいたい14分頃に聞こえ始めるので、2ハゼが始まったら火を消します。
少しの間だけそのまま振って置いてを繰り返して。
10. ざるへ取り出す
中深煎りの場合、だいたい14分半くらいでざるへ取り出します。
コーヒー豆は高温になっているので火傷などには十分注意してください。
11. 焼きカスを除きながら豆を冷ます
高温のコーヒー豆は、火にかけていなくても余熱で焙煎が進んでしまいます。
そのため、うちわなどで仰いでできるだけ早く豆を冷ましましょう。
ざるをゆすりながら冷ますことで、同時に焼きカス(チャフ)を取り除いていきます。
12. 重さを測って焙煎度合いをチェック
今回の自家焙煎では、焙煎前100gだった生豆が焙煎後には90gになっていました。
変化としては10%減ですね。
この焙煎具合が自分の好みに合っていたのか、数字で記録しておくと再現するときの指標にできます。
もっと深煎りがよかったなら次回は10%以上減るようにより長く焙煎を、もっと浅煎りがよかったら10%減未満に抑えるように時間を短く、といった具合です。
自分好みの焙煎を追求できるのも、自家焙煎の楽しいところですね!
なお、焙煎後のコーヒー豆の賞味期限は、2~3週間と言われています。
1度に焙煎する量は、おいしいうちに飲み終えられる量にしておくといいですね。
自家焙煎に使う生豆、どこで買える?
ここまで自宅にある道具で簡単にできる自家焙煎方法をお伝えしました。
が、まだお伝えしていなかったのが、絶対に欠かせないコーヒーの生豆ですね!
「生豆なんてどこに売ってるの?」と心配するなかれ。
Amazonでも楽天市場でも、コーヒーの生豆を購入できます。
他には、コーヒー豆の専門店や自家焙煎している喫茶店などもコーヒーの生豆を販売しているところがあります。
例えば、愛知県瀬戸市にあるコーヒー専門店のコーヒーサクラさん。
おしゃれな実店舗に行けなくても、200gからメール便対応してくれます。
\200gからコーヒー生豆を購入可能/
コーヒー専門店が厳選した生豆なら、初めてでも安心して購入できますね!
自家焙煎コーヒーっておいしいの?実飲レビュー
今回、私たちは初めて自家焙煎に挑戦しました。
その感想は・・・
思っていた以上に簡単!おいしい!
豆っぽさが感じられて、クリスピーな旨みがいい!
ということで、ふたりして自家焙煎コーヒーのおいしさにハマる結果となりました。
もちろん、自宅で焙煎するということで、次のようなデメリットもあります。
- 焼けカスが散らばると掃除が面倒
- 部屋の中に焙煎の臭いが残る(強さは豆による)
ただ、焼けカスはざるを振る力加減や振る場所を気をつければ、それほど掃除に時間はかかりません。
臭いも私たちが行った場合では少し焦げの香りはしましたが、すごくクサイということはなく、翌朝には気にならなくなりました。
- いつでも最も焙煎鮮度のいいコーヒーを飲める
- 豆感のある香りがおいしい
- 焙煎度合いを好みで変えて楽しめる
それよりも、自家焙煎コーヒーのメリットのほうが大きくて、また生豆をゲットして自分で焙煎したい!と思ったほどです。
コーヒーの香りやコクは、焙煎後3~4日目から1~2週間がベスト!市販のコーヒー豆では過ぎてしまってることが多いんです。
自宅にある道具でできる!自家焙煎でコーヒーをさらに楽しもう
ハードルが高いと思い込みがちの自家焙煎。
でも実は、家庭にある道具だけで、しかも約15分という短時間でおいしい自家焙煎が可能ということが今回、分かりました。
コーヒー豆の1番おいしい時期を堪能できる!
簡単自家焙煎で、自分好みの贅沢コーヒータイムをカスタマイズしてみるのはいかがでしょうか。
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