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西表島、フェリーの欠航率は?欠航時はどうしたらいい?詳しく解説!

フェリー欠航率

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沖縄西表島へのアクセスは、石垣島からの高速船(フェリー)だけ。

このフェリーの欠航率って、なかなか検索しても出てこないなぁと感じていないでしょうか?

「西表島の西部にある上原港のほうが欠航になりやすい」

「冬季は欠航しやすい」

という情報はよく聞きますし事実です。

でも、天気次第で毎年変わるとはいえ、実際にどれくらい欠航するものなのか気になる方もいますよね。

今回はそんな方に向けて、実際に確認した欠航率をご紹介!

上原港が欠航した場合にどのような対応ができるかも詳しくお伝えします。

欠航時の旅行や買い出し、通院などをどうしているか、参考にしてもらえれば幸いです。

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西表島のフェリー欠航率に影響!気候と各港の特徴

ご存じの方も多いと思いますが、念のため。

欠航率をお伝えする前に、簡単に西表島の気候とフェリー運航の関係をお伝えします。

>> おさらい不要でさっそく欠航率をチェックしたい方はこちら

西表島の気候がフェリー運航に与える影響は主に、波を高くしてしまう強風。

風向きと風速によって、航路の波の高さが高くなるとフェリーは運航できなくなってしまいます。

欠航条件風速波高視程
上原港15m/s以上
(N~NEの風10m/s以上)
1m以上500m以下
大原港15m/s以上
(S~SEの風10m/s以上)
1m以上500m以下

西表島の気候は、亜熱帯海洋性気候。

夏場はスコールがあるものの晴れの日が多い一方、冬場は雨や曇りの日が増えて北風が非常に強く吹き、体感気温がグッと下がります。

この「強い北風」の影響を受けるのが、西表島の上原港航路なんですね。

西表島に2つある港のうちの北にあるのが上原港。

石垣港から上原港まで風を遮るものが何もないため、海が荒れて欠航になりやすいという特徴があります。

(鳩間航路も同様です。)

一方、西表島の南にある大原港航路は、北に竹富島・小浜島、南に黒島が位置しています。

これらの島々の島かげを運航できるので、波の高さが抑えられて欠航しにくいのです。

ポイント

  • 上原港:北風が強いと欠航する
  • 大原港:島かげを航行するので、欠航しにくい

このことを知って、移住前は冬の生活がどうなるのかと結構心配していました。

ちなみに、上原港と大原港は車で約1時間の距離ですよ。

西表島のフェリー、実際の欠航率一覧

西表島の2つの港のうち、特に冬場に欠航しやすい上原港。

上原港の欠航率を、2019年8月から2020年3月までをベースに算出したのでご紹介します。

もちろん年によって変わりますが、参考にはしてもらえるかと思います!

8月

  • 台風による西表島以外を含む全航路欠航が2日間
  • 台風後は半日欠航(△)
  • 大原港のみの欠航が2日間あり

2019年8月の欠航率:13%

8月はまだ夏なので、北風による欠航はあまりありません。

代わりに欠航の原因となるのが、台風!

台風の進路や規模によりますが、西表島がルートから外れても海が荒れて欠航になることがあります。

台風は南から来るので、大原港だけ欠航する場合もありますよ。

9月

  • 台風が3回接近
  • 台風による西表島以外も含む全航路欠航が5日間

2019年9月の欠航率:47%

9月もまだ真夏の暑さですが、気候は冬に近づき始めます。

台風の接近が最も多くなる時期でもあり、2019年9月は3回接近して都度2~3日ずつ欠航となりました。(上原港も大原港も)

そして、台風がなくとも北風が強まって上原欠航となった日も8日ほどありました。

日中は暑いながら、秋になってきたな~と感じだす時期です。

10月

  • 台風が1回接近
  • 台風で大原港のみの欠航が1日あり
  • 北風による上原港の欠航が8日間

2019年10月の欠航率:48%

10月は、日中の日差しは真夏並みに暑いものの、朝夕が涼しくなってくる頃です。

フェリースケジュールも冬季に変わり、10月から半年間、便数減少となります。

北風が強い日も増えてきて、半日欠航したり、連続1週間欠航という週もありました。

11月

  • 北風による上原港の欠航が22日間
  • 台風並みの強風が吹く日もあり
  • 大原港は欠航なし

2019年11月の欠航率:73%

11月は、天気のいい日がまだ多いものの朝夕肌寒く、北風の強い日が一段と増えました。

2019年11月は、なんと運航した日を数えるほうがよっぽど速い!

ほとんど上原港は欠航していた状態でした。

実際に表にしてみると、欠航の多さにびっくり!

12月

  • 北風による上原港の欠航が15日間
  • 台風並みの強風が吹く日もあり
  • 大原港は欠航なし

2019年12月の欠航率:48%

12月は気温が下がり、北風強風が寒いと感じさせるようになります。

2019年12月の場合は、例年に比べて後半に天気のいい日が多くなったので、欠航が若干少なくなったようです。

それでも約半分の確率で欠航となりました。

1月

  • 北風による上原港の欠航が12日間
  • 大原港は欠航なし

2020年1月の欠航率:39%

1月は、天気がいい日は日差しが暑いこともありつつ、寒い日は体感10℃以下の寒さという寒暖差の激しさがあります。

2020年1月の前半は、例年よりも天気がいい日が多かったということで、1月の欠航率が少し低くなりました。

2月

  • 北風による上原港の欠航が9日間
  • 大原港は欠航なし

2020年2月の欠航率:31%

2月も、暑い日と寒い日の差が激しい季節。

寒い日は暴風並みの北風で、厚手のジャケットが必要なほどでした。

天気のいい日と悪い日の差が激しい!

3月

  • 北風による上原港の欠航が8日間
  • うち2日は北風が強まり半日欠航
  • 大原港は欠航なし

2020年3月の欠航率:26%

3月も、暑い日と寒い日が代わる代わる出てくる季節です。

温かくなるにつれて北風が落ち着いてくるので、2020年3月後半はあまり欠航になりませんでした。

4月からはフェリーが夏季スケジュールに変わります。北風が落ち着いて欠航頻度も下がっていきますよ。

今回、欠航率を8か月チェックしてみて分かったことは、

  • 夏場の欠航は、台風起因がほとんど
  • 9月以降は、北風による欠航が増える
  • 冬季は、70%以上の欠航率のこともある

ということです。

2019年8月~2020年3月の間、欠航した日は101日間。

なので、期間中の欠航率としては41%、冬季のみだと82日間・45%という結果になりました。

西表島へのフェリーが欠航したら!確認・対応すること

お伝えしたとおり、上原港は特に冬季の欠航率が約45%と高い割合になっています。

そのため、フェリーが欠航した場合にどうするかを考えておくと安心ですね。

上原港と石垣港間のフェリーが欠航となった場合、選択肢は2つです。

  1. 予定を別の日に変更する
  2. 大原港行・大原港発のフェリーを利用する

日程変更ができない場合は、大原港を使うの一択になります。

私たちも、通院などずらせない予定は、1時間早起きして大原港周りで石垣島に行っています。

そして大原港を利用するときに注意しておきたいのがこちら。

上原欠航で大原利用時の注意点
  • 船のスケジュールが異なる
  • 石垣島から乗る場合、大原⇒西部へのバスチケットを離島ターミナルでもらう
  • 上原港(西部地区)と大原港間の送迎バススケジュールを確認要

ひとつずつ説明しますね。

大原港のスケジュールを確認

船のスケジュールは、大原港と上原港で異なるスケジュールになっています。

上原港が欠航の場合は、大原港行き・大原港発の船スケジュールを確認するようにしてください。

バスチケットを石垣港離島ターミナルでもらう

石垣島から西表島西部エリアに行こうとする場合、上原港行きと同じチケット代を払うことで大原港で下船後、大原港⇒西部への送迎バスに乗船できます。

この大原港から西部行きの送迎バスは、バス乗車時にチケットが必要。

なので、忘れずに石垣港離島ターミナルの船会社カウンターでバスチケットをもらうようにしてください!

船が大原港周りになっても、西部に行きたい場合は上原港行きチケットを買うことになりますね。

安永観光の船チケットを買った方は

安永観光で船チケットを買った方は、安永観光のカウンターでバスチケットをもらいます。

大原港以降の送迎バスは、安永観光が運行するバスに乗車してください。

(八重山観光フェリーの送迎バスには乗車できません。)

八重山観光フェリーの船チケットを買った方は

八重山観光フェリーのカウンターで、大原港⇒西表島西部へのバスチケットをもらいます。

大原港以降の送迎バスは、八重山観光フェリーの運航するバスに乗車してください。

(安永観光の送迎バスには乗車できません。)

船も送迎バスもそれぞれ別なので注意してくださいね。

石垣港離島ターミナル詳細はこちら/

大原港-西表西部の送迎バススケジュールを確認

上原港が欠航となると、

  1. 大原港 ⇒ 西表島西部(石垣島から来る場合)
  2. 西表島西部 ⇒ 大原港(石垣島へ行く場合)

の送迎バスが運行されます。

ルートによって、注意したい点がこちらです。

①石垣島 ⇒ 大原港 ⇒ 西部

石垣島から大原港に到着した後、西表島西部行きの送迎バスに乗ります。

船会社で別の送迎バスとなりますが、安永観光の場合、船のタイミングによっては送迎バスが無い場合がある点に注意です。

安永観光の大原港スケジュールで、バスのイラストが描いてある船が、送迎バスのある船です。

八重山観光フェリーの場合は、路線バスとも連携しているので、どの船でも10分~35分待てば送迎バスに乗車可能です。

大原港の発車時間や、西表島西部の各バス停への到着予定時間は、各社の「上原欠航時バス時刻表」を確認してくださいね。

上原欠航時の送迎バス時刻表

石垣島と各離島を結ぶ船は、新型コロナの感染状況により減便されている場合があります。最新スケジュールは各船会社HPをご確認ください。

②西表島西部 ⇒ 大原港 ⇒ 石垣島

上原港欠航時に石垣島まで行きたい場合、大原港まで各船会社の送迎バスを利用可能です。

基本的には西表島西部のどのバス停でもピックアップしてもらえます。

上原港まで行かなくても乗車できるのは便利ですよね。

事前予約制なので、送迎バス時刻表にある時間をチェックして各社に電話予約しましょう!

上原欠航時の送迎バス時刻表

送迎バス時刻表にあるピックアップ時間より、余裕をもってバス停に到着するようにしてください。

そして、両社ともに送迎バスに乗車するときは、必ず手を挙げてドライバーさんに合図することを忘れないでくださいね!

手を挙げて合図しないと、停車してもらえないのでご注意を!

西表島、欠航時の対応を事前確認しておくと安心です!

石垣島と西表島を行き来するのに欠かせない高速船(フェリー)。

今回は、立地の関係で特に冬場に欠航しやすい西表島の上原港について、実際の欠航率を調べてみました。

西表島への冬季の旅行や、移住を考えるときに参考にしてもらえたら嬉しいです。

冬季は大原港周りの可能性が高いと思って、旅程を組んでもらえたらと思います。

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