就学、就職、転職、転勤など、ライフステージの中で引っ越しする機会は何度かやってきますよね。
陸続きの本州内でも、慣れない引っ越しの荷造りは、大変な骨折り作業もの。
その引っ越し先が沖縄離島となると、
「どこから手をつけたらいい?」
「いつから荷造りしたら大丈夫?」
など、さらに疑問いっぱいなのではないでしょうか。
沖縄離島、西表島に移住した私たちの経験から、離島への引っ越しで知っておきたい!荷造りの順番とコツをお話しします。
私たちと同じ失敗をされないように、ぜひ参考にしてくださいね!
【失敗談】離島への引っ越し荷造り、私たちはココを間違えた!
引っ越し当日の出来事
住んでいた住居を引き払って、無事、予定通りの日程で沖縄離島、西表島に到着した私たち。
引っ越し当日の午後から荷物が届くよう、配達日指定もバッチリしてありました。
お家の掃除をガシガシ頑張りながら、荷物の到着を待つこと数時間。
「お届けで~す!」
「はーい!待ってましたー♬」
良かった良かったと荷物を受け取り終わって気づいたこと。
・・・あれ?これだけだったかな?
とりあえず、届いた段ボール箱を開けていくことにしました。
箱から出てきたものたちは、
ぬいぐるみ
大量の本とDVD
靴
よせーが趣味で作ったクレイ(粘土)作品
・・・?!?!
引っ越し当日は、生活に使うものが届きませんでした。
引っ越し2日目の出来事
2日目は残りの荷物が届くだろうと朝から待ち構えること、数時間。
「お届けで~す!」
「はーい!待ってましたー!!(2回目)」
良かった良かったと受け取った段ボールの数は、およそ10個ほど。
・・・ん?これでも足りないような?
とりあえず本日の段ボール箱を開けていくことにしました。
届いたものは、
浴衣
スーツ
釣り道具
ワイングラス
・・・?!?!
またまた使わないものたちばかり!!
「服は?タオルは?食器はどこなのー?!?!」
そこで思い出したんです。私たち、
普段の生活に使うものを1番最後に梱包して、1番最後に発送した
ことを。
その後「待ってましたー!」を繰り返すこと、数日間。
最終的にすべての荷物(63個)が届いたのは、引っ越しから6日目のことでした。
沖縄離島への引っ越しの特徴
西表島など沖縄離島への引っ越しは、本州内の引っ越しとは異なる点が!
どんな違いがあるのか、離島引っ越しの特徴はこちらです。
引っ越し業者は費用が高い上、家まで届かない懸念あり
本州で有名な大手引っ越し業者でも、離島への配送が可能かどうかは分かりません。
私たちが移住したときは、引っ越しピークシーズンで時期が悪かったのもありますが、費用見積がものすごく高かった上に、石垣島の港までしか配送できないといわれてしまいました。
西表島の自宅まで運んでもらえないなんて、、、絶望に近い気分になった記憶があります。
大量の宅配便は、別々に届く可能性あり
引っ越し代を抑えて西表島の自宅まで配送してもらうため、宅配業者にお願いした私たち。
安く引っ越しできてとても助かったのですが、1点、引っ越し業者と異なる留意点が後から分かりました。
それは、
「荷物が大量の場合、積載されるコンテナが別になって配達日が分かれる可能性がある」
ということ。
私たちが受け取れると思っていた日に荷物を受け取れなかった理由がこれです。
さらに荷物の種類によって航空便と船便にも分かれ、最短配達日に違いがありました。
離島への引っ越し、荷造りに入れず持参したいものは?
「大量の宅配便は、到着日がずれる可能性が高い」と学んだ私たちからの最初のアドバイス。
沖縄離島への荷造りを始める前に、当日自分で持っていくものをあらかじめリストアップして、よけておきましょう!
引っ越しで想定しておきたいこと
離島への荷造りに入れずに持参したいものとは、以下を想定したものです。
- 転入などの諸手続き
- 予定通りに荷物が届かない可能性
転入先の自治体へ、引っ越しから14日以内に転入手続きしなくてはなりません。(法律で定められています。)
期日内に安心して手続きできるように、必要なものは送らず自分で持って運ぶ方がいいです。
そして、沖縄離島の場合、先にお伝えしたコンテナ事情もありますが、海が荒れると離島への船がストップしてしまいます。
船が止まれば、荷物はもちろん、自分たちも離島へ渡れません。
引っ越し当日、自分で持っていくものリスト
- 貴重品(印鑑、通帳、マイナンバーカード、年金手帳など)
- 貴金属
- 転出証明書
- 証明写真(竹富町の場合)
- ノートパソコン
- スマホやパソコンの充電ケーブル
- 2-3日分の下着と衣類
- 2-3日分の化粧品などお泊りグッズ
- メガネ、コンタクト
離島に渡る船が欠航しても困らないように2-3日分備えておくことが、本州内の引っ越しと異なるポイントです!
もちろん、万一の事態が発生したときに現地購入するという手もあるのですが、慣れない場所で必要なものを売っているお店を探し回るのは、なかなか大変だったりします。
緊急時にも落ち着いていられるように、少し備えておけるといいですよ!
沖縄離島への引っ越し、正しい荷造り順はコレ!
これまでお伝えした沖縄離島引っ越しの留意点、
「荷物が別々に届く可能性」と「船欠航で荷物が届くまで時間がかかる可能性」。
荷造りの際もこの2つのポイントを押さえて、引っ越し後に困った!!という事態を避けましょう!
離島への正しい荷造り順
- 引っ越し先での生活に必要なものを梱包して発送!(5日間分くらい)
- 普段使う予定のないものを梱包
- ときどき使うものを梱包
- 頻繁に使うものを梱包
離島への引っ越しの場合、荷造り順の「1」が非常に大切です!
・・・私たち、この先送りの必要性に気づけていなくって、とても苦労したので。。。
1. 生活に必要なものを、先に発送しておこう!
沖縄離島までは引っ越し代を抑えられる宅配便がおすすめですが、直送となるケースはほぼありません。
竹富町あての場合も、那覇や石垣を経由して、
出発地 →(船/航空機)→ 那覇 →(船/航空機)→ 石垣島 →(船)→ 西表島
のように、中継地点がいくつも挟まれます。
そのため、引っ越し当日にすべての荷物が届くように依頼していても、コンテナ事情や天候などの理由で、バラバラに届くことが多々起きるんです。
すぐ使いたいものが一向に届かないとなると、引っ越し先での新生活が大変。。。
私たちのように「服や下着、タオルや食器などが全然ない!」とあたふたしなくて済むように、どうぞ気をつけて。
沖縄離島へ先送りしておきたい荷物がこちらです。
- 離島の季節に合わせた衣服、下着
- タオルや布巾類
- ぞうきんなどの掃除道具と工具
- 人数分のコップや食器
- 買い置きしてあった調味料や洗剤類
ほとんどのものが引っ越し直前まで使うものなので、先送り分と最後まで使う分に持っている量を分割して送りましょう。
2. 普段使う予定のないもの
当面の離島生活で必要なものを送ってから、ようやく本州内の引っ越しと同じ手順に移ります。
普段使う予定のないもの、たとえば下記のようなものを荷造りしていきましょう。
- シーズンオフの衣類や靴
- クリスマスなどの季節用品やアウトドアグッズ
- 来客用のグラスや食器
- アルバムや思い出の品
- 買い置きしてある調味料や缶詰、洗剤類 など
3. ときどき使うもの
次に荷造りするものは、使う頻度が毎日ではないけれど、引っ越し当日まで使う可能性があるものです。
- 本、DVD、CD
- カバン
- 趣味で使うもの など
4. 頻繁に使うもの (先送りした残り)
荷造り最後!
毎日といえる頻度でよく使うものであり、先送りしなかった分、残りすべてを梱包です。
- 衣類や靴
- 化粧品
- 食器、調理道具
- 使い途中の調味料
- 仕事の資料や書類 など
この順番で梱包&発送すれば、 沖縄離島への引っ越しはバッチリ。
本州内の引っ越しと異なる「先送り」を覚えておいてくださいね!
沖縄離島へ引っ越しの何日前に荷造りすべき?
船便になる可能性を考えると、離島で受け取りたい日の遅くとも1週間前には発送する必要があります!
本州内の引っ越しよりも日数が長いですね。。
離島への荷造りスケジュール
スケジューリングがなかなか大変ですが、下記のような日程で準備できたら、新たな離島暮らしもスムーズにスタートできるかなと思います!
14日前(&随時) | 購入 | 梱包資材を準備 |
10日前ごろ | 梱包 | 離島での生活に必要なもの |
7日前まで | 発送 | 〃 |
6日前ごろ | 梱包 | 普段使わないもの、時々使うもの |
3日前まで | 発送 | 〃 |
2日前ごろ | 梱包 | 頻繁に使うもの |
前日まで | 発送 | 〃 |
引っ越しはやらなきゃならない手続きがたくさん。。。
なかなか荷造りは後回しになってしまいがちですが、「離島での新生活にすぐ必要なもの」だけ、ぜひ1週間前に発送しておいてください!
離島暮らしのスタートが、できる限りスムーズに開始できることを心から願っています。